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ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

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Ryoji Ikeda(池田亮二)

■Ryoji Ikeda - #0001. Track from his new album "Test Pattern" published on 2008 year.



 日頃、ポピュラー音楽に慣れ親しんでいる人は、彼のアルバムを聴かされたときにとても戸惑うと思います。私もそうでした。初めて聴いたのは『+/-』というCDでした。正直言うと「なんだ、このプツプツ音は!?こっこれって音楽なのか…」なんて思っちゃいました。で、まぁそこでふと、ああ、自分の中で音楽のイメージって定まってたんだなぁなんて事に気が付きました。で、その自分の定義でもって聴こうとしたらNGなんだろうな、とも思いました。私は音楽に、心地よいとかカッコイイとかのような気持ちのよさを求めていたようです。でも、このアルバムは私の思っていた気持ちよさとは違う事を提示しています。音の数は抑制され、恐ろしくハードコアに削ぎ落としたサウンド。とはいえ、世の中にはこういったストイックな音に快楽を感じる方もいるかもしれません。

 さて、このようなノイズミュージックは、よくジョン・ケージのサイレンスという概念を援用して説明されます。「聴く事」への転換といわれます。古典時代から使われている平均率を用いて楽器を演奏し音を奏でる事から、一歩身を引いて、日常の生活音を聴いてみる事へのパラダイム・シフトという事です。部屋で耳を澄ませば、パソコンのファンの音、外の道路を走る車のタイヤとアスファルトが擦れる音、近所の人の話し声……、こういった際限無い、日常の音を音楽に使えないだろうかという発想です。

 そのような背景がありながらも、池田亮二の場合は、人間の聴覚とテクノロジーについて興味があるようです。あのプツプツ音も、サイン波という音の最小単位にまで削ぎ落とされデータ化されたパーツを用いて作曲しています。そして、『+/-』の最後のタイトル曲では人の聴覚の臨界点に挑戦しています。音圧だけ感じるも音が鳴ってはいないというある種のゼロ次元を表現しているのでしょうか。


 池田亮二はダムタイプ(Dumb Type)というアーティスト集団に参加しています。彼はアート系の人でもあったわけです。そんな、アート文脈の彼を見たい方は、現在、東京都現代美術館で『池田亮司 +/- 〔the infinite between 0 and 1〕』という展覧会が開催されています。聴覚のみでなく視覚的にも体験できるので、ちょっと興味を持ったら行ってみては?
  

 『池田亮司 +/- 〔the infinite between 0 and 1〕』 
  2009.4.2 thursday - 6.21 sunday
closed on mondays (except 5.4)

 → http://www.ryojiikeda.mot-art-museum.jp/


ちなみに、聴き続けていると段々音の発するタイミングが小節毎に違うので、複雑なリズムを聴いている様で、面白くなってくるかも。あと、スペーシーな印象を受ける曲もあったりw。

 Official   → http://www.ryojiikeda.com/

 My Space → http://www.myspace.com/ryojiikeda








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  1. 2009/05/12(火) 03:54:01|
  2. .▼サウンドアート Ryoji Ikeda(池田亮二)
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  4. | コメント:0
 
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