現在の閲覧者数: FC2 Blog Ranking

にほんブログ村 音楽ブログへ アフィリエイト・SEO対策 カウンター

ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra/Eureka(ユリイカ)

ちょっと昔(とはいえ2005年)の作品ですが ご紹介します
Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra名義での大友良英のアルバムです

↓Eureka(ユリイカ) Live版です


彼の音楽活動は非常に様々で ひとつのジャンルに収斂しがたいですが、一時期はいわゆる音響派と呼ばれる分類に属していました 音響派とは、音の響きへの意識的なこだわり と音を発して奏でることから耳を澄まして聞くことへの転回だといわれています 演奏者からオーディオの前に立ち 音楽と呼ばれなかった音を無視せず聞き取る そのような行為でしょうか 

このアルバムで取り上げたTrack1のEureka(ユリイカ)は、音響派の主要人物のジム・オルークが1999年に発表した作品で、ジムはこれ以降、音響派的な音とポップなうたものの融合を目指していきます。Eureka(ユリイカ)登場以来、ポップの側から音響派的なアプローチが増加し 流通してしまい単なる電子音をまぶした 味付けの技法として蔓延してしまいます それにより 常にアクチュアルな姿勢を取ろうとした音楽家たちは このキーワードを忌避しました そして その後はOff Site系とよばれる集まりが時を担いますが それはまたの話で うたと音の関係 大友良英の接近した うた に戻りましょう

Eureka(ユリイカ)は 重低音の一打とサイン・ウェーヴから始まり カヒミ・カリィがかすれた吐息で歌いだし 爪弾くギター 声とバック・ミュージックが触れ合うような 触れ合わないような 微妙な静けさの空気から 生楽器や電子楽器がひたすらにクレッシェントを行いながら空間をこれでもかと埋め尽くす音のコラージュへと 壮絶な大団円を迎える というラヴェルのボレロのような構成です サイン波などの無機質な音が多用されていながらも 非常にフィジカルな方向性に溢れています

彼は ジャズも好んで聴くといいます それにこのグループもジャズを名乗っているわけですから ジャズ的な スタンダード曲を演奏するという方法を行ったのです その現代のスタンダードが ジムの曲であったわけです 

この音楽を聴くと ジャズとは言いましたが 大友良英はジャズミュージシャンかと問われると
疑問符が浮かびます 彼はジャズとポピュラーどちらでしょう? 歴史の視点から見れば2000年以前はジャズとポップスが明確に分けられて 相互に横断するような音はあまり無かったと思います ところがゼロ年代の出来事として ポップスの側にいるエレクトロニカやポストロックも音響的なアプローチを行い 分断されていたジャズとポップスが 交点を持ったのです よって このジャンル横断的な音楽が生まれたのです

他にも チャールズ・ミンガスやオーネット・コールマンの曲 うたものとしては浜田真理子の歌う曲があり それらも聞く価値は大変あるのですが 今回は非常に象徴的とも言えるこの歌を取り上げました これは まさにユリイカ(発見した)!!

大友良英ニュージャズクインテット - ONJQ Live In Lisbon - Eureka




スポンサーサイト

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/11(木) 03:38:39|
  2. .▼ジャズ OtomoYoshihide’s NewJazzOrchestra
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。