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ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

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King Crimson(キング・クリムゾン)/Fracture(突破口)

■Fracture(突破口)
この映像は関係ないです。曲がFractureです。

 バイトに向かう朝の電車の中、携帯に音楽を入れてKing Crimson(キング・クリムゾン)のこの曲をよく聴いています。徐々にテンションが上がっていくこの不思議なメロディの繰り返しは、螺旋状のエレベーターを逆走するような、エネルギーが一定方向に激走するような気がします。

 多分、美しく親しみやすいメロディがほとんど皆無で、不思議な音階をただただ鍛錬するように繰り返し、繰り返しすることが、抽象的なエネルギーの発散につながるから好きなんだなと思います。

 そんな抽象性が人によってはこの曲を遠ざける原因になるのでしょうね。

 でも、この曲は、ギタリストとしてのロバート・フリップの多くが詰まっている凄まじい曲だと思います。暴力的なまでの単純反復の理論が、時折爆発を起こしながら吹き上げていく、あまりにも男性的で粗野な発露。ベースソロやドラムもひたすらハードでカッコイイです。

 後半戦の急激に拍子が変化するパートで何度鳥肌が立ったことか。あそこのドラムとベースの絡み、ギターのロングトーン、その後に来るヴァイオリンとギターが同一フレーズでだんだんと転調しながら上り詰めていく所ときたら!!!ほんとに格好良いです。

 Youtubeにあった音源が、最後尻切れトンボなのが残念です……。CDかダウンロードで聴いてみてください。

 やっぱKing Crimson、いまだに好きだわ。聴き始めてかれこれ七年目です。




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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

  1. 2009/02/28(土) 01:19:40|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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「光の構築」 非対称性の建造物としてのKing Crimson。

The ConstruKction Of Light

 Y2k問題が騒がれていた世紀末、King Crimsonは、一見すれば男性優位の暴力的なアルバムだが細部の視点から見れば「光を構成する」という非常に稀なテーマの作品を録音した。そう、エイドリアンの声はゲストのフーターへと変声され、ディストーションの効いたドス声はDVを繰り返す夫のようだ(Prozakc Blues)。だが、左右で非対称に展開するギターの変則アルペジオが誘う天体の星々(The ConstruKction Of Light)に耳を傾ければ、そこに広がるのは天球の地平という広大な音楽かもしれない。ベースの複雑なフレーズと野蛮なドラム。ここではKing Crimsonにおける定説となった〝リズムの優位〟が演奏されはしない。ブレイクビーツやドラムンベースのような無機質な音によるビートが、二重構造のアルぺジオ・ギターと調和している。

Larks' Tongues in Aspic, Pt. 4からCoda: I Have a Dreamへの流れなどロック的に凄まじくすばらしい瞬間は多くあるが、このアルバムが集約されているのは、やはりタイトル曲だと思う。

 さて、以下はアルバムタイトル曲の考察に移る。


 生きていれば必ず起る特徴的な出来事(喜怒哀楽 苦悩 死 人生)を一つの音に一単語ずつ選択された始まりの詩は、それぞれの語同士の結びつきが恣意的、無作為に行えるようになっている。関係があるようで、意味(センテンス)を生まない。そのことは、世に起る表象的な(表面の)出来事に過ぎないからである。誰しも他人の人生における日々の感情を表現した文字というものを気にはするし、伝えたい、知りたいと感じるだろう。けれども、このようなエクリチュール(書かれたもの)を読み取ろうとすれば、一人一人、その単語から得るイメージや言葉の意味内容は変わる。Painが、「苦しみ」なのか「痛み」なのか?果ては「苦」、「痛」という一単語になるのか。その回答は、けしてこの詞の文法には現れていない。それは一見してナンセンス。体系化されない羅列。それこそ、人が日々感じ、行っている事なのだ。

 このように断片化された人の精神。けれども、これらの語は意味の体系のその奥で、言葉を離れ音の振動として(一音として)たえず動き続ける。その振動とはなにか?光や音(ギターのフレーズ)は波動(波のような振動)で出来ている。それらは、建造物などの障害によって迂回等を行いながらも絶えず、一定の場所にはいない。ひたすら、空間を埋め尽くす微粒子の波紋となって世の空間を移動し続ける。

 光とは大地を写す姿、世の構造そのものを現す概念である。光は一旦は構成されるが、すぐに波動となって離散する。光の微粒子は視覚では捉えられない。しかし、聴覚の一音一音が、巨大化して微粒子の比喩となったとき非対称の流動構造が明らかとなるのである。ここで、オーディオのミックスがPANしているからといって右とはなにか、左とはなにかと問うても、それを、エイドリアン・ブリューとロバート・フリップという即物的な対象として置き換える必要は無い。微弱な関係を持ちながらも音を発信し共鳴しあうひとつの場としてこの曲は鳴っている。もし、いうとすれば非対称性の共鳴だ。


 歌詞にある〝light(光)〟とはキリスト教のような信仰だと読むとする。現代の社会では、信仰よりも資本主義が蔓延している。詩のクライマックス(要)に光があるのならば、単純に「光、あれ」という状態の復帰。神の権威の復興を願っていると読むことができる。だが、はたして復興なのだろうか?キリスト教と市民、そして資本主義の発生から読み解いてみる。

 キリストがロンギヌスの槍で死を確認される以前、彼は神を呪った。その恨みは、正しい者としてのユダを悪とみなし、神の子が神を殺すという思想の開始を告げる感情だった。人間の右斜め上であるイエス・キリストを信仰の対象とした人々はあるとき、父なるキリストを呪った。贖罪を背負わされて、迫害され続けた精神が臨界点を越えたのだ。貧困、処刑という社会的弱者であったキリストのルサンチマン(恨み)が、彼、彼女らを抑圧したのだ。そして、人は人をその唯一の対象とした。歌詞にあるようにAnd if God is dead what am I, (もし神が死んだとしたら一体私は誰なのだ?)という問いかけがそれを表している。

 別の面では、キリストの時代以前からも、社会には、貨幣によるものどうしの交換という巨大な流れがあった。あらゆるものを貨幣価値という、量と質に換算できる一大装置によって、人々の精神は侵入を受ける。侵食は人の身体(精神)を単なる生物学的な器官から引き離そうとする。私たちは、記録を行うのにもメモ、コンピュータ等、さまざまな質と量と化したものを利用する。それらは、インターフェイスとなり外部にある物として、身体を引き裂く。生物としての個人などはもう無くなりはじめたのだ、折しも芸術におけるモダニズムが、個別の名称がある唯一物から、記名性を放棄した、名の無い作品へと変貌を遂げているのと重なる。

 これはKing Crimsonによる現時点への問いかけだ。一人一人の日々の思い(Pain day sky beauty…(苦しみ 一日 空 美しさ…))が、断片化され文脈を持たなくなり、欲望が歯止めを利かせず散乱する状況のいま。それに対する回答は以下の部分に表現されている。↓

And if a bird can speak, who once was a dinosaur,
and a dog can dream; should it be implausible
that a man might supervise
the construction of light

鳥でさえ言葉を話す かつては恐竜だったのに
犬でさえも夢を見ても良いのなら あり得ないとは言えないはず
人が思いのままに
光を構築することが
                    ~The ConstruKction Of Lightより~

 ここでいう光は宗教の信仰でも、科学に対する賛美でもない。それらは既に破壊されている。だからこそ、もう一度、様々な分野での光の構築という建設への意思だけは失ってはならないという声明なのだ。それは、粒状になって散った精神の破片をかき集めるのではなく、強大で不可知な〝流れ〟の存在を見ることなのかもしれない。それは、今にも空中分解しそうな非対称性の建造物であるこの曲The ConstruKction Of Lightの構造とその演奏によって示されている。


~The ConstruKction Of Light~

Pain day sky beauty die black joy
love empty day life die pain passion
joy black day hate beauty die life
joy ache empty day pain die love
passion joy black light

And if God is dead what am I,
a fleck of dirt on the wing of a fly
hurtling to earth
through a hole in the sky

And if Warhol's a genius, what am I,
a speck of lint on the penis of an alien
buried in gelatin
beneath the sands of Venus

Time sun hurt trust peace dark rage
sad white rain sun anger hurt soft
trust night rage rain white hope dark
sacred sun time trust hurt rage anger
rain white light

And if a bird can speak, who once was a dinosaur,
and a dog can dream; should it be implausible
that a man might supervise
the construction of light
the construction of light

Pain day sky beauty black die joy
love empty time sun hurt trust peace
dark rage sad white rain hate anger
hope sacred passion life night ache soft
light



テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/16(火) 04:55:28|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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king Crimsonキングクリムゾン/Islandsアイランズ  孤独な島と自然の愛情

Peter Doig1

peter doig2

peter doig3
                  
                   painting by Peter Doig
 
とても悲しく、懐かしい響きってありますよね。これだけ生きていれば(とはいえ20年ぐらいですが)。上に掲げた図版は、kingCrimsonと同じイギリス出身の画家の作品です。直接関係は無いと思いますが、なんとなくイメージで取り上げてみました。

 日本から遠く離れたイギリスの音楽、しかも1971年の出来事。

 遠い島国。日本も英国と同じ島国です。周囲の国の人々から隔絶され、孤立してしまった生き方。決してすべての、英国人と日本人が、そうと言いたいのではありませんが、私たちは日ごろ生きていく中で、言葉を使った会話を繰り返します、けれども、伝えたいこと(意味)を伝達しようとしたときに、どうしても伝わらないことが多々あります。言葉を生めば生むほど、一晩中語れば語るほどに、空虚が支配し、後に何を喋ったか忘れてしまう。知らず知らずの壁…。孤立……。
 しかし、この歌の提供する世界では、島の周りには、海や、空、接点には砂浜と波打ち際、そして島中の木々、旋回するカモメが常に関わり、働きかけます。つながりは潰えないのです。拒絶する自分自身もどこかで、指先は外を求めます。自然が脆弱な精神を包んでくれるからでしょうか。(あやしいセラピーじみてきたぞー。でも、そんな気がしちゃいます。)
 
 king Crimsonの第一期を聴いた人は分かるかもしれませんが、かつての、怒りに満ちた混沌は影を潜めています。ゆるりと周囲を取り囲む空気のゆらぎが、肩にかかった重石を取り除くように、平穏に満ちた音空間が拡がっています。しだいに気品を持って高鳴るメロトロンに、不安な感情を委ねて、孤島を生きようとした人にたいする警告と慈愛に満ちた寛容をあらわしているようです。クリムゾンの作詞家(詩人)であるピート・シンフィールドの描く、静謐な態度による世の中や人生の肯定なんでしょうか。
 
 そのほかの曲もピートの視点が現れています。下卑た品のないイメージの曲。ツアー周りに疲れたという曲。そして、恐ろしい女性を描いているレターズ(この曲の詩は、最近になってちゃんと読んだのですがビックリしました)。私にとっては、やはり、Prelude: Song of the Gulls(カモメの歌)では、島々の外周を旋回し滑空するカモメが次第にある島を目指しそこに降り立って始まるイメージがします。そして、タイトル曲のIslands(アイランズ)を続けて聴くときのうつくしさや、精神状態の変化がとても好きです。

King Crimson



■Islands - 05 - Prelude: Song of the Gulls

■Islands - 06 - Islands

                           




テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/10(月) 02:56:54|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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King Crimsonキング・クリムゾン未公開の動画

 youtubeで久しぶりにKing Crimsonを検索してみたら、ビックリ(@_@)!
最初はイージーマネーの既出の動画で、ああ、騙されたなぁ~と思ってみていたら
途中から、あれっスターレスじゃん!?!?Robert Fripp(g)がメロトロン弾いてるし、
クロスがあのメロディを奏で、John Wetton(vo.ba)が歌ってる。という驚きの動画が。その後もダイジェストでしか見れないのですが、ラメント、太陽と戦慄P1(既出)、スターレスの中間部
、ラメントの激しい中間部、太陽と戦慄P2の後半のヴァイオリンソロの前のリフ、P2のセカンドリフ~エンディングの和音かき鳴らし、と思わず、すべて書いちゃいましたが、見たこと無い動画が!! う~ん、やっぱカッコイイなぁ。しぶ~い音楽ですけどね。



■ついでにLarks Toungues in Aspik part 1も。ミューア(pec)が…。

ウェットンJohn Wetton(vo.ba)がイケメンっぽい。そーいえば最近はまたチェック柄のシャツが流行りだしましたね。Bill Bruford(dr)はオーバーオール。なぜ上半身裸なんだ。


King Crimson


■↓ライヴ音源。昔は怪しいおじさんの絵柄の四枚組みボックスでした。映像も見たいですよね。




■いまは、二枚ずつに分かれて、リマスターされてます。ジャケはヘタウマ絵画。




テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/28(日) 03:34:22|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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King Crimson(Lineup 7)新編成でのライヴ 2008

Park West, Chicago, Illinois August 7, 2008

King Crimson(Lineup 7)キング・クリムゾン(第七期)

メンバーRobert Fripp(g), Adrian Belew(g), Tony Levin(ba st),
Pat Mastelotto(Dr), Gavin Harrison(Dr)

 69年のデビューから 未だにその評価が落ちず むしろ若い世代にも
受け入れられている特異なグループです 彼らが今年の八月から新編成で
活動を再開しました 一体どれほどの変化を遂げてきたのでしょうか?
公式サイトにシカゴで8月7日に行われたライヴの音源がアップされました
さて その如何は 聞いてみるより他ありません
ここで聞けます http://www.dgmlive.com/archive.htm?artist=16&show=1301

          当日のライヴ開演を待つ人たちの写真がなんだか面白いです
          行きたかったなぁ 誰か行った人いませんか?

公式サイト    http://www.dgmlive.com/kc/

↓ 今回のライヴでも演奏されている過去の作品はこちら








テーマ:プログレ - ジャンル:音楽

  1. 2008/09/14(日) 14:43:26|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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