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DAT Politics - This Way
パチもんっぽい緑のきぐるみが、両手と腰フリフリの半端なダンスを踊る。なんだこれ、あやしげな教養番組か?ポップな色彩、コラージュされた昆虫や人体のパーツ、緑や赤の色面が、白バックの中でやたらガチガチとした動きをする。緑色したとさかのある鳥よ、おまえの手で鍵盤楽器を演奏できるのか?
やたらと幼児的で聞きやすいメロディと、奇妙な感じのする音。切抜きの新聞紙、壊れたゲームソフト、ボロボロで汚れた布切れ、割れたビン。それらを、大人の視点から見ると、時にはノスタルジアを感じるが、(感じるがゆえに)苦笑する。笑いとは拒絶と侮蔑だ。無知を迎え入れ判断を濁らし構築する理性を退ける。社会に取り込まれコード化された私たちには、微妙な怒りと隔たりのある光景に感じられるのだろう。無邪気な音と触れ合うとき、その閉じた循環に共感と排斥のアンビヴァレンスを抱えている。
これは、滑稽で、卑猥で、いかがわしい子供のファニーな姿を閉じ込めている箱。そこから、溢れた残骸たち、ああ、音楽に人の生涯を投影するならば、大人は玩具を元にしまわなくちゃならない。
myspace 6曲ある。ひたすら楽しい→
http://www.myspace.com/datpolitics
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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽
- 2008/12/04(木) 04:17:46|
- .▼エレクトロニカ DAT Politics
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