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ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

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Fenneszフェネス / Black Sea



Fennesz-Black Sea(2008)


フェネスの去年のアルバム、紹介してなかったのでしてみます。

 ドローンといえばいいのか。濁ってどんよりとした雲ような塊がのっそりと動くイメージかな。一音一音は鮮明なグリッチ・ノイズ系の音使いとは違って持続する音響の渦が中心となっている。四曲目の「Grey Scale」では、アコースティックなギターを使用しているが、以前の「Endress Summer」のような突き抜けた明るさではなく、グレー・トーンの模糊とした表現に終始している。フェネスのアルバムはジャケット等のヴィジュアルイメージと音楽がぴったりとあっていると思うのだが、今回もダークグレー・トーンの静寂を感じるような海の写真と楽曲が不思議なほどに合う。タイトルである「Black Sea」もその写真と音楽を的確に示す言葉で伝わりやすい。

電子音楽といえば、非人間的なマシーンを彷彿とさせるが人の感情に訴えかける哀愁(ノスタルジア)を強く感じるためとても聴きやすく心に入ってきます。電子音楽というジャンルはマイナーでアカデミックであることが多いのですが、フェネスはその技法をポピュラー音楽にあるような哀愁を表現する為に用いたのです。

[関連]
Fennesz/Endless Summer
Fennesz/Venice
David Sylvian/Blemish




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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2009/12/27(日) 02:47:30|
  2. .▼アンビエント fenneszフェネス
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漂うという酩酊~fenneszフェネス/Veniceヴェニス~

fennesz/Venice

 水浸しのベニス、水面に浮かぶのは、青くペイントされた船。船はゆっくりと波の余波を受けて静かに上下する。ジャケットを裏返せば、まだ薄暗い海岸線が遠くまで続く、砂の一粒ずつが、鮮明でざらざらとした質感が伝わってきそうだ。

 アンビエントは、感覚的には非常に理解しやすい。センチメンタル、ノスタルジア、メランコリック。神経過敏になった感情を、洗い流すように、淡々とした持続音が、広大な空間を思い出させるように展開してゆく。それらの視覚イマージュは雄大な平原、河川、山脈の朝焼けや夕焼けを映す。まるで、NHKの番組を見ているようだ。不思議なことに、ノン・アルコールだが酩酊感覚が起きる気がした。ゆっくりと流れる時、昔のヒッピー達はこの感じにドラックの使用感が蘇るのだろうか。だが私にはそれをうかがい知ることは出来ない。

 持続する和音は姿を少しずつゆっくりとかえる。それにエレクトリック・ギターのつまびらきとグリッチノイズが絡む。そして、アルバムの中での少し違う一曲。そのヴォーカルに参加したデイヴィッド・シルビアンの低い声は、ぶちぶちというグリッチな材質や、持続するエレクトロニクスの中で淡々と歌っている。

 悠然とした自然に溢れる物質の感触が精神を落ち着ける。もし、人の精神や感覚が自然空間を漂うとしたら?ありえない話ではないです。物質の最小である原子核は絶えず運動を続けているといいます。その場に止まらない運動。その運動の粒が、自然との共鳴をして働き続ける固定点の無い私自身としたら、漂うという事が人というものではないか??多分にファンタジーですね。そんな音たちが詰まったアルバムかもしれません。

試聴 http://www.boomkat.com/item.cfm?id=13626




テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/13(土) 03:09:21|
  2. .▼アンビエント fenneszフェネス
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