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ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

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ちょっと、変わったジル・ドゥルーズとの出会い~スキゾ。リシャール・ピナス~

ポストモダニズムの主要な哲学者の一人、ジル・ドゥルーズGilles Deleuze。哲学なんて聞いて、「???」と思っていた私が、彼を知るきっかけの一つが、リシャール・ピナスRichard Pinhasというフランス出身バンドであるエルドンHeldonのギタリストでした。↓下記の特別編集版なるCDにドゥルーズ自身が、朗読で参加しているのです。それを知ったときちょっと、笑いが止まりませんでした。というのも、大学の図書館にあった『差異と反復』という本を、装丁が良かったからと言う理由で、借りて読んでみたところ、ちょっと難しくて厳しい本という印象を持ちました。なので、その作者もやたら気難しい人なんだろうな、なんて、かるーく、思っていたからなのでした。
 そんな矢先に、ポエトリー・リーディングで、フランスのロックバンドに参加!なんていう、やんちゃな行動に、少しほっとして、イメージしてたものとのズレから笑いが止まらなかったのです。そんな音楽がきっかけという変わった出会いをしたドゥルーズと私でした。

 さてさて、リシャール・ピナスを語るときに、この編集盤を取り上げるのは、彼の最高傑作というわけでは無いという点で、良いとはいえないのですが、ドゥルーズとの絡みが気になったもので、そんな視点から眺めてもよいかな、と思った次第です。

 昨年のことですが「ドウルーズ・アナロジック」なるイベントがあり、リシャール・ピナスが来日して、レクチャーを行ったようです。ピナス氏は、学生時代から、ジル・ドゥルーズの生徒でありよき理解者(友人)であったという話があります。残念ながら、私は聴講することができなかったのですが、「時間と音楽」というテーマで語ったようでかなり興味を惹かれますね。

 ピナスの音楽(エルドンにおける)は、シンセサイザーを用いた反復フレーズをバックにして、ギター、ドラムが自由に被さるというスタイルでした。ドゥルーズは、反復という言葉を使います。反復といえば、同じ行動をひたすら繰り返すという、〝同じ〟を何度もするという不毛な状態のことのようですが、そうではなくて、あらゆる物事が、同じに感じれても、同一であることは無いという考えです。厳密に同一の反復が無いというのは、言語の使用から見れば、例えると毎日、仕事場で働きますね。それで、時折、「あーまたコレか、毎日、こればっかですよ。」と思ったとしますね。それは、事務処理がその「またこれか…」の仕事だとすると、それを〝事務処理〟という言葉と、仕事の具体的な内容を結び付けようとする。つまり、概念と言葉(単語)を結びつけて、同じ事として扱うことによって、そんな、「同じでつまらん。」という感情が生まれるというのです。

 今、説明したような、同一性はいたるところに溢れています。そもそも、近代の精神自体が、その同一性を根底に据えているのです。近代の精神は、主体性を非常に重んじていました。ドストエフスキィの小説などもそうですね。主人公からみた世の中が、じっくりとした(現在から見れば)スローな視点でもって、重々しく描かれています。〝私〟がみた世界。つまり、主体性を根本原理としているからです。そのような、主体性がどうして成り立つのでしょうか?時間の観点から見た場合、例えば、「今」と私が言ったとしますね。今といった瞬間に、その時間は流れ去り、もう先にいっています。つまり、イマ、ココにいるなんて事を言おうとしても、厳密には言えないのです。でもこれでは、過去、現在、未来という三つの時間軸の概念が不成立になってしまいますね。それではマズいから、「今」といった瞬間から過ぎ去った時間を含めたある程度の距離のある時間を、現在と、同定して、概念(人の理性、意思)でもって固定する必要があるわけです。それによって、安定を得ることが可能なのです。
 が、それに対して、ドゥルーズが投げかけた、「厳密には同一の反復が無い」という思考は、この、安定、均衡を、ばらばらにしてしまいます。このように、同一性の屋台骨のもとにある物の差異が捕らえられないとすれば、かなり、混乱というか錯乱状態になってしまうと思います。なんてったって、すべてのものが違うとすれば、言語も通じなければ何もかもバラバラで無秩序、さながら、狂気の奔走状態なんですから。なので、まぁ、一応、そんな常識の範囲にまで、この考えを注入することは慎重に行わねばなりませんね。これが、音楽に移れば、同一フレーズを反復するミニマルな音楽が、単なる繰り返しであるのではなく、一つ一つ、意味を持った感覚を、私に与えるのかもしれません。テリー・ライリーやフィリップ・グラス、ウィム・メルテン、らのミニマル・ミュージック、そして、エルドン(リヒャール・ピナス)にもこれらの不均衡、不安定、非対称性が表現されていて、根底にはドゥルーズ的思考が横たわっているのかもしれません。

 もう少し、突っ込むと「微粒子」という考えがあります。人間のもっとも小さい構成要素にDNA塩基、そして、物質の最小でもある原子。それらは絶えず、その場に止まらず運動を続けているといいます。そう、つまり原子こそが固定点が無くさまよい続けるノマド的行動の根源であるというのです。原子は、ヒトの視覚(感覚器官)によって認識することはできませんよね。そのような不可視の存在である極小な粒子が世界空間を飛び回っているのです。そこでは、あらゆる意味が解体され、捉えようとした瞬間に次に移っているわけです。ヒトの思考の原理もまたそうだと言いたいのでしょう。

 この、微粒子概念は、音楽においても、ヒトの聴覚では、把握しずらい(覚えずらい)メロディ(メロディとすら呼べないもの)のある複雑系やカオス論を応用した曲の成立に一役かっているのかもしれません。リシャール・ピナスの現在のライヴにおいても、記憶することを退けるような、マッス(音塊)としての音響が表現されているのもその為でしょうか。↓

■Richard Pinhas at Highways 2007 6 24 最近のピナス。


■ドゥルーズ参加の編集盤。参加当時のバンド名はスキゾ。。時代の音楽流行とピナスの変遷が聴けます。





■最近のはこっち。今度じっくり解説したいなぁ。




公式はコチラ
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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/29(土) 04:57:28|
  2. .▼フランス・プログレ Richard Pinhasリシャール・ピナス
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Arcade Fire/Funeral

http://www.arcadefire.com/


カナダのモントリオールで活動しているアーティスト、アーケイド・ファイア。北米のパリ、モントリオール。何回か来日もしてるみたいです。ワタクシ的ライブを見たいアーティストランキング上位に食い込んでいる彼らであります、なんか大所帯で楽しそう。大道芸人みたいな人もいるし。

男女混成でいつみても正式なメンバーがわかりません。楽器も掛け持ちでやってるみたいで、バイオリン弾いてたと思ったらドラム叩いてたりします。そしてメンバー全員で大合唱。一言で表すなら元気のよいシガーロスというかなんというかw初めて聞いたときは「うおぉぉぉー!」となりました。たぶんみんな「うおぉぉぉー!」となるはず。






動画は1stの一曲目、Neighborhood#1という曲です。最初のギターのメロが色んな楽器で繰り返されてだんだんと盛り上がっていく様はボレロの様です。一時期ずっとこればっか聞いてたな・・曲構成とか、クラシックの影響が土台にあるのかもしれませんね。

疾走感がある曲が多くて、野性味溢れるボーカルと弦楽器の美しいメロディーが印象的でした。3曲目と6曲目の突然のテンポチェンジ(!)で私の心はもう虜・・突然のテンポチェンジとか、たまらん!ためてためて、ためにためて最後に大爆発的な!期待を裏切らない感じが最高!
今まで二枚のアルバムを出してますが1st「Funeral」はかなりの名盤かと思います。2ndも良いんですが、なにせ1stのインパクトが強すぎたので・・是非聞いて欲しい一枚です。

Arcade Fire - Funeral



テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/27(木) 01:35:11|
  2. .▼ロック Arcade Fireアーケイド・ファイア
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ポスト・ロックじゃない日々。。。non post rock days

ジュエルスノー・プロムナード
↑ジュエルスノー・プロムナード

 大学の講義の帰りに通った新宿駅サザンテラス。定期が代々木からなので、京王線新宿からJR代々木駅まで歩いた。そのとき、青白い光を放つ木々が目前に現れたのです(っていいすぎかw)。

 サンザンテラス口のクリスマス装飾。夜になるといつも、カップルばっかりいるあの薄暗い場所…。けど今はイルミネーションが施されていて、ぼ~、としたすっごく幻想的な感じ?がしてついデジカメで撮ってしまった(^_^メ)
あー、変な気分。珍しいコトしたからかな~。

青白い電飾の木々のほかにも、ペンギン(!)とか、極めつけは、カップル向けの「ブリリアント・ドーム」で行える"祝福の泉"という、ボタンを押すと不思議な光の世界が待ってるって、なんかハッピーなやつがあった(@_@)。まぁ、残念ながら、私は外から見てただけだけどね~……。

ブリリアント・ドーム
↑「ブリリアント・ドーム」 光と音のイリュージョンw
写真ブレブレだ。

 毎年こんなことやってるのかなぁ。去年は行かなかったのか、忘れたのか、記憶にないなぁ。なんかちょっと、テーマパーク気分ではしゃいでしまった。写メとか撮ってる人も結構いたなぁ。。。最近、寒いですけど、夜、通ってみたらいかがでしょうか。(なんて)(ブログみたいだねって言われそう)

                                   ではでは

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

  1. 2008/11/26(水) 02:17:31|
  2. .▼記事 ポスト・ロックじゃない日々。。。
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楽しみを希う心

relay.jpeg
エイダはマシュー・バーニーの作品に出てきそうな髪型をしています

ピアノを習っていたので、ピアノがテーマの映画はいつも気になって入るのですが映画を観るのはかなりの気合いを要するためあまり観られていません。

でも先日、偶然”楽しみを希う心”というピアノ曲を外人さんが弾いている動画を見ました。いい曲だな~と詳しく調べてみれば、「ピアノレッスン」という映画に使用されている曲だと判明。マイケル・ナイマン氏が音楽担当。マイケル・ナイマンはミニマルの概念を最初に音楽評論に取り入れたとか。サントラには付録で同曲の楽譜付きという情報を入手、すぐさま玉置浩二プッシュのツタヤへ。たまはなかったけど、あったv





さっそくピアノを弾いてみたら、簡単そうに見えて右手と左手が独自の法則に従って動いているようで変な風に展開し始める・・両手で合わせると複雑さを実感。ややこしいよ、ややこしいよナイマン!エイダ(主人公)のように弾けるようがんばろう。エイダが作曲したという設定なんですが、このややこしさ、一筋縄では行かない感じはエイダの様な女性が作曲して、弾くにはぴったりだと思いました。そういうことを含めてナイマンさんは恐らく作曲してるはず。


そうそう、映画自体も観たんです。素晴らしい映画でした(今さら!感は否めません・・)褒めちぎってやろうと思います。

絵画のような世界です。西洋絵画の様な。美しや・・色彩を抑えた感じも好みでした。ホリー・ハンター素敵な女優さんですね。コケティッシュで魅力的だった(指を切られるシーンで何故か一瞬戸川純に見えた・・)、子役のアンナ・パキンもすごいかわいいわ、演技は上手いわ、11歳で助演女優賞を取るわ、今はもう26歳だわ・・常に心、揺さぶられてました。

アボンリーへの道で育ってきた私は衣装に萌えました。ヘッドドレス萠えです。
コルセットの構造がよくわかる映画でもあります。

Michael Nyman





テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/24(月) 21:50:51|
  2. .▼サウンドトラック Michael Nymanマイケル・ナイマン
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こんな休日に ブラジリアン・ポップスを

Terra - Caetano Veloso



 部屋を片付けていたら カエターノ・ベローゾ/ムイトをみつけた。
すごく久しぶりに聴いたら、何だか、とってもリラックスできた。

 忙しい生活の境界のこんな休日に出会えてよかったなぁ。

 ブラジルの音楽家らしいのですが、あまり詳しいことは知らない。ブラジルかぁ、日本とは違った歴史や文化の移り変わりがあるのでしょうねぇ。それでも、このアルバムはボサノヴァってだけでなくて〝ポップ〟と呼んでよいドラムやベースのアレンジメントが加えられていて、異文化のつながりのようなものが感じられて、短絡的かもしれませんが、ちょっと、うれしいというか、そんな感じがします。

 そんなこんなな感じでちょっと調べてみたら、恐ろしい経験を経てきたようですね。

1964年 右翼グループによるクーデターが起るような時世の中。
1967年 カエターノらが主導したトロピカリズモ運動(この頃は、ビートルズのような電化音楽をやりたいという音楽運動だった)歌謡音楽祭による全国展開をした。
1968年 トロピカリズモ運動が政治的な反政府運動と関わりを持つこととなり、そのために、彼自身、投獄されもしたようです。

さて、そんな私には伺い知ることしかできない体験をした彼の音楽。血肉をかけた生き方が穏やかさに解決することがあるんですね。もしかしたら、憂鬱をあらわしているのかもしれませんが。

 ちょっと、長いですが、ムイトの一曲目のTERRA(地球)を。コレだけ長い詩を感観客のみんなが覚えていて歌うというエピソードを聴いてなんだかうれしくなりました。

 TERRA

Quando eu me encontrava preso na cela de uma cadeia
Foi que vi pela primeira vez as tais fotografias
Em que apareces inteira, porem la nao estava nua
E sim coberta de nuvens
Terra, Terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
Ninguem supoe a morena dentro da estrela azulada
Na vertigem do cinema mando um abraco pra ti
Pequenina como se eu fosse o saudoso poeta
E fosses a Paraiba
Terra, Terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
Eu estou apaixonado por uma menina terra
Signo de elemneto terra do mar se diz terra a vista
Terra para o pe firmeza terra para a mao caricia
Outros astros lhe sao guia
Terra, Terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
Eu sou um leao de fogo, sem ti me consumiria
A mim mesmo eternamente, e de nada valeria
Acontecer de eu ser gente, e gente e outra alegria
Diferente das estrelas
Terra, terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
De onde nem tempo e nem espaco, que a forca mae de coragem
Pra gente te dar carinho, durante toda a viagem
Que realizas do nada,atraves do qual carregas
O nome da tua carne
Terra, terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
Na sacadas dos sobrados, das cenas do salvador
Ha lembrancas de donzelas do tempo do Imperador
Tudo, tudo na Bahia faz a gente querer bem
A Bahia tem um jeito
Terra, terra,
Por mais distante o errante navegante
Quem jamais te esqueceria?
  
テーハ/地球

牢獄の独房に繋がれていた時
僕は生まれて初めて見た
お前の写真を
お前の全身が写っている
でも裸じゃなかった
雲に覆われていたからね
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
あの青みを帯びた星の中に
褐色の娘を想像する者はいまい
映画にも似た眩暈の中
可愛いおまえに よろしくと
伝えてもらおう
僕はいとおしさにとらわれた詩人
そしておまえはパライーバ
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
地球という少女に 僕は恋している
おまえのエレメントは土
海からは陸が見えると言う
足にとっての陸は堅実さ
手にとっての陸は優しさ
他の星々は おまえの道案内と
なるだろう
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
僕は炎のライオン
おまえがいなければ 自滅する
自らを際限なくむさぼり続けて
なにも残さぬまで むさぼり続けて
だが 僕はやはり人間だ
人々には 星々とは違う
喜びがある
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう
時も空間も超えた場所から
力よ 勇気を送りたまえ
僕らがおまえを愛せるように
無の中を旅するおまえを
己の肉の名を背負い 旅するおまえを
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう


古きサン・サルヴァドールの町
その二階家のバルコニー
姫君たちの残り香が
遠き帝政の時代を思い出させる
バイーアのすべて 一切が
僕らみんなに愛をくれる
バイーアには それができる
地球 地球よ
おまえがどれほど遠い存在であれ
どれほど過ち多き旅人であれ
おまえを忘れることは決してないだろう



■内省的なスタジオ版→http://jp.youtube.com/watch?v=8QlQWf8W0FE
















  1. 2008/11/23(日) 18:57:54|
  2. .▼ブラジリアン Caetano Velosoカエターノ・ベローゾ
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Battles。。。やっぱコレ ダンスミュージック?!だよ。

久しぶりにポストロックを。有名バンドですね。バトルズが出した初のフル・アルバムです。いままではEPばかりだった。


 「Race In」Battles @ Studio B, July 2007



 イントロのメロディ、口笛だったのかー。前のほうの観客はメタラーさんみたいだ。ごちゃ混ぜな音楽だから客層は色々で面白そう。


 「冷徹で鋭利なドラム。ギターを中心としたミニマリズム」なーんて書いてみたが、それよりも、肉体が勝手に動かされて、アホな踊りを踊ってしまいそうだ。MirroredのT-2Atlasなんて、盆踊り(?)ってな感じの裏のリズムが気持ちの良いダンスミュージックっぽい。

 単音で短いメロディを繰り返すエレクトリック・ピアノ。そして、複数のギターによるクリーン・トーンのアンサンブルは、音色やフレーズを聞くとなんだかややこしそうに聞こえる。よくスイッチやペダルを操作して細かくトーンを変えている。すっごい緻密。でも、ドラムの人が基本はハード・コアな反復フレーズ、だけど、その打音のうるささと時々はいる無茶な高速ドラミングをするので、ノリノリなかんじで踊れちゃう。

 Battles HI/LO @ O-EAST Japan 2005



みんな、あやしい、くねくねダンスを踊っているw
しかし、youtubeにいっぱい映像あるな~。うれしい限りだー(^_^)。
Liveはいいなぁ。ああ、次の来日の際にはぜひとも行きたいでーす。


Battles - Mirrored






テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/22(土) 02:44:04|
  2. .▼ポストロック Battles
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amelie my love

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日本女性のみんな!アメリを見習ってボブにしよう!みんなが笑っても私は笑わないよ!



ヤン・ティルセンhttp://www.yanntiersen.com/

アコーディオンという楽器は小学校の音楽の授業で何度か弾いた事がありましたが特別なんの感慨も湧かなかったように思います。ですが、今猛烈にアコーディオンが欲しい・・そう考えるようになったのはヤン・ティルセンの音楽を聞いてからです。アメリとかグッバイ・レーニンの曲が有名かと思います。私もアメリを観て初めて知りました。アメリは映画自体もすっごい好きで私にしては珍しくビデオまで購入して、一日に一回アメリを観るという荒行のようなこともやっていました。根岸に似てるって言われました。若いって怖い。ビデオは友達に貸したまま返ってきません。この場をお借りして言わせてもらいます。Tちゃん、早く返して!(夜想もネ!)でもアメリが好きな女子ってちょっと関わると厄介な気がするな・・・

アメリは特にアコーディオンの音がメインの曲が多くてとっても印象的でした。それでアコーディオンに興味を持ち始めたんですが。エリック・サティに影響を受けたと思われる、おフランスな感性がヒシヒシ伝わってきます。トリュフ、ゴダール、メルシィボクゥ・・・オシャレイズム満載、気分はもう巴里っ子・・




ロックっぽいアプローチもしていてかっこいい。いなせなパリジャン。惚れてまうやろ。
楽譜がフリーで落とせるサイトを発見しました。うれし~http://www.losreencuentros.es/partituras/ピアノで練習しましょう。アコーディオンは意外と値が張る・・・サンタさん(S.Y君)がくれる事を祈るしかありません。

Yann Tiersen




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  1. 2008/11/20(木) 02:41:56|
  2. .▼サウンドトラック Yann Tiersen(ヤン・ティルセン)
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アヴァンギャルド・ハイテンション・サウンド どこへの逃走?

とあるところで クマ君とウサギ君がなにやら話し合いをしています。

 「あの、無性に心を動かさせられる時ってありませんか??」

 「えっ!?何言ってんのクマ君。」

 「いや、まぁ、例えば、頭(理性)で考えてこう言う事が起きたから、あの人はこんな反応をして、それに対して私はこうしたとか、人間関係について行動から理解しようとする、又、体(反応)、つまり○○という感情に突き動かされてこうなったんだと思い込もうとする。でも、理性と感性(感情、感覚)で、解析できなくて、よく分からなく突き動かされる志向性をもったという、そんな時間。どう聴いてもヘンテコでごちゃまぜな人の行動起きるときですよ。」

 「あー、なんかおセンチっていうか傷ついちゃったときとか?なんか、やな事とかあったのか?」

 「…いえ……まぁ、そんな感じです。」

 「で?」

 「それで、ポストロック・デイズの定例にしたがって音楽紹介に移るわけですが」

 「うん、うん」

 「そういった感情と理性が一丸となって、わーっと坩堝のように渦巻くのが、アヴァンギャルド・ハイテンション・サウンドである、と勝手に名付けてしまいました。そんなくくりで探してみようかなと。まぁ、常に、傷ついたときに何か、わーと開放してみたい気分になった時にしか聞けないとか、そんな精神で彼らは音楽を作っているんだ!見たいなことは言いませんが。」

 「全力疾走の逃走かもしれないな。嫌な事からの…。」

 「こらこら、変なところに話を持っていかないで。」

前置きが長くてすいません…。今回はさくっと紹介。

■X-LEGGED SALLY エックス・レッグド・サリー





 

■deus ex machina デウス・エクス・マキーナ
↓ここで、一部の曲がmp3ファイルでダウンロードできます。
http://www.derepublica.com/en_gallery.htm

http://www.derepublica.com/




テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/18(火) 02:41:08|
  2. .▼アヴァンギャルド X-LEGGED SALLY、DeusExMachina
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John Greavesジョン・グリーヴス/Songsソングス

 ジョン・グリーヴスJohn Greaves(ba pia)とは、イギリスの前衛ロックバンド、ヘンリー・カウHENRY COWのメンバーだった人です。その後、ソロに転向してからのキャリアの中、作られてきた多くの曲からセレクトして再録音をしたのがこのアルバムです。

 Track1のオールド・キンダーフック(Old kinderhook)の示す、アコーディオンとウッドベースと軋みのノイズが奏でる不思議な場所から、静かなアコースティックギターとピアノのアルペジオ、そしてロバート・ワイアットの声が奏でられて、はじまる一曲目のザ・ソング(The song)。未だに夢を見続けるあの昔のこと。少年だったころに感じた歌に対する切実な思いが淡々と語られます。

Life is a dream we are phantoms.
Man is the union of Divinity and Dust.
All summer long,
When we were young.
Before we'd sung THE SONG.

人生は夢 僕等は亡霊
人類は神と埃の結合体
夏は長い
僕らが若いころ
歌をうたう前のこと

       (The Songより抜粋)

 シンプルな、まさにポップソングと呼べる歌です。西洋的な暗闇の雰囲気の中で生まれるビターで美しい音楽です。肘掛け椅子に横たわりながら年老いた体を少し動かして、昔のことを思い出す。痛切なノスタルジアが脳裏をかすめる。その一時は今の老体を忘れ、愛して止まなかった草葉の匂いや、破壊された残骸の鉄骨やコンクリートの周囲で遊ぶ夢を見る。一体いくつ思い出せるだろう?いつまで覚えてられるだろう?きっと、この歌を口ずさむ限りは忘れないに違いないでしょう。
 
過去に浸りながら現在を見るこの歌は耽美的で、その場に留まるのかもしれないけれども、その振り向きの動作が、また前を見る為の一歩であって、ネガティヴではない力強さよさを表しています。永劫と呼ばれる輪廻観が、このうたの根底にはあって、それが日本人である私を惹きつけるのかも知れないですね。

John Greaves's Website







  1. 2008/11/17(月) 02:17:33|
  2. .▼プログレッシブロック John Greaves(ジョン・グリーヴス)
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電車かもしれない 違うかもしれない




近藤聡乃http://www.kiteretsu.jp/akinobox/


近藤聡乃の漫画、はこにわ虫を読んで以来彼女はずっと気になる存在でした。マンガや絵も描いてますがこのアニメーションは一度見たら頭から離れません。で、たま初体験を無事終えました。聴いたことなかったんです。そのインパクトは私をすぐにツタヤへと向かわせる事に成功しました。ちょっと買ってもいいかと思いましたがそこはぐっと抑えレンタルで。
たまなので、ポジション的には玉置浩二の隣に置いてあるはずですがありません。やたら玉置浩二ばかりが何十枚も置いてあるのは何故でしょうか。店長の趣味でしょうか・・たまといえば結構イカ天時代には一世を風靡してたっぽいし一枚くらいあってもいいのに、残念。やたら玉置をプッシュしている店舗ではなくもっと大きいとこじゃないと無いのかも。



近藤さん最近新刊もでましたヨ↑



歌詞が妖しげで素敵だったので載せておきます。小学生の頃聞いてたら忘れられないトラウマソングになってそうです。なんだか架空の町のイメージが浮かび上がってきました。駅前に商店街があって夕暮れ時になるとそこそこ人でにぎわう大きくも小さくもない町、多分埼玉あたり。その町にすごい住みたくなってしまいました。でもそんな町どこにも無いから住めないんです。イメージはあるのに実体がないって哀しいですね。というような哀しい心情が伝わってきました。「生まれつき体のない子どもたち」って怖いです、ネットでは水子説がまことしやかに囁かれているようです。


たま/電車かもしれない

ここに今ぼくがいないこと誰も知らなくて
そっと教えてあげたくて君を待っている
ホラ もうそろそろだよ
物理の成績の悪い子どもたちが 空中を歩き回る時刻
夕方ガッタン電車が走るよ夕間暮れの空を
ぼくらは生まれつき体のない子どもたち

ここに今ぼくがいないこと誰も知らなくて
そっと教えてあげたくて君を待っている
ホラ 寂しい広場では
まるで算数を知らない子ども達が 砂を耳からこぼしているよ
台所ゴットン電車が通るよよそのうちの中を
ぼくらは生まれつき体のない子どもたち

夕方ガッタン電車が走るよ夕間暮れの空を
ぼくらは生まれつき体のない子どもたち



たま





電車かもしれないは「汽車には誰も乗っていない」に収録。どっちも不安になる様な言葉ですね。

テーマ:プロモーションビデオ - ジャンル:音楽

  1. 2008/11/15(土) 22:08:13|
  2. .▼少年/少女のうた 近藤 聡乃、たま
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John・Zornジョン・ゾーン  狂人か?反逆者か?

Six Litanies for Heliogabalus1

John Zornジョン・ゾーン/Six Litanies for Heliogabalusヘリオガバルスのための6つの連祷

1. Litany, Pt. 1 - 7:53
2. Litany, Pt. 2 - 7:06
3. Litany, Pt. 3 -10:36
4. Litany, Pt. 4 - 8:13
5. Litany, Pt. 5 - 4:30
6. Litany, Pt. 6 - 6:16
       Total 44 minutes

John Zorn: Alto Sax, Composer
Joey Baron: Drums
Trevor Dunn: Bass
Ikue Mori: Electronics
Mike Patton: Voice
Jamie Saft: Organ
Martha Cluver: Voice
Abby Fischer: Voice
Kirsten Soller: Voice


ジョンゾーンが、久々にデス/ハードコアな路線で出したアルバムです。反社会的な思想こそ芸術だというアナタとか、そこの人とか(誰?)にお勧めの作品。ドラム、ベース、シンセピアノ、サックス、マイク・パットンの声という楽器(絶叫や喉の奥を鳴らす音、舌の音etc)や、曲によっては、女性のコーラスwなんて入ります。そして、マイク・パットンの様々な声を駆使した長時間ソロ(!)なんてすごいのもあります。加えて、久々にジョンのデス/暴力なアルトサックス演奏が聴けるのが、好きな人にはたまらないかな?(ああ、このアルバムほんとに愛好家のみOKって感じか??いや、そんなことないはず。アッパーでハードなカッコイイ音楽が好きな人は聴いてみて!!)

 ジョンゾーンの最近の作品で同傾向なのはMoonchildやAstronomeです。それらを気にいったならこれも聴くべきかな~なんて思います。真紅の薔薇の花びらがちりばめれれたジャケット。これは、ローマを統治したアウレリウス・アントニウス(ヘリオガバルス)というあるとんでもない皇帝についてのアルバムだそうです。
 
Six Litanies for Heliogabalus2
Sir Lawrence Alma-Tadema The Roses of Heliogabalus 1888

 内ジャケの写真をみて見ましょう(↑)。ローレンス・アルマ=タデマという19世紀の画家のタブローで「ヘリオガバルスの薔薇」と題されています。一見みると薔薇の花びらで埋め尽くされた空間はなんて素敵なんだろうと思っちゃったりします。が、なんでも、ヘリオガバルス皇帝は宴会の際の余興として、この物凄い量の薔薇の花びらを天蓋に乗せておき、その綱を緩めて落とし、下にいた人たちを窒息死させたというのです…。確かによくみると、奥にいる七人の男女が画面下に配置された花びらに埋もれた人々を高みの見物をしているという構図です。
そんなエピソードを聞いてから見れば下の人々が窒息死しそうという切迫した状況ということが分かりました。

 が、正直よくみないと気づきません。何故なのでしょう?

 おふざけの殺人という行為が、恐ろしいことに美化されているからでしょうか。その美(化)とは何でしょうね。美という言葉は訳語です。で、西洋の原語であるBeautyとは、日本語だと美人とかキレイなお姉さんを想像してしまいますが、実際の西洋では、お祭りの時に中心になって踊る女性等、ワーっというエネルギーの解放のような壮絶さを持った行為のことを指すようです。壮絶な行為としての殺人……そんなものがあって良いのか分かりませんが、最後にこのアルバムの内ジャケに記載されているアナトン・アルトーの言葉をもって終わりたいと思います。

              I see Heliogabalus not as madman but as rebel.
               -ANTONIN ARTAUD
             ヘリオガバルスは狂人ではなく反逆者だと理解する
                        アナトン・アルトー


John Zorn





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  1. 2008/11/12(水) 02:41:19|
  2. .▼アヴァンギャルド John Zorn
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そうだ、実家へ行こう。  SAKEROCK

SAKEROCK http://sakerock.com/


昔々まじめな一吹奏楽部員だった私はトロンボーン担当でした。当時スカバンドが部活内で流行っていたため、高校生らしくスカバンドのコピーなどをやっていました。kemuri とかね。あー懐かしい。そのころは兎にも角にもブリブリと音が割れてもいいから吹き散らかしていた、青い春です。メンバーもみんな俺の音を聞け!状態だったので風情などあったものではありません。これも、永遠に続くかと思われる裏打ち地獄と慢性主旋律不足がもたらした結果ではないでしょうか?なのでサケロックのようにトロンボーンが確固とした地位を持っているバンドを知ったときは嬉しいもの。

ゆる~いです。いま流行りのゆるさがトロンボーンの音色の魅力だったりします。グリッサンドで更に気の抜けた感じです。ちなみに男性の声質に一番近いのはトロンボーンの音だそうですよ。トロンボーン+バンド=SKAという考えだったのでサケロックの音を聞いて毒気が抜けたようでした。忘れかけていたジャパニーズ・スピリットを感じさせ、この上なく実家に居る感じがかもし出されます。お正月にコタツでみかんを食べて特番を見ながらごろごろする幸せなひと時が。スーダラ節もやってる当たり、心の隅っこにちゃんと日本人が共通して持っている部分に訴えかけてくるのかもしれませんね、きっと。おじいちゃんに会いたくなりました(会ってきました・・)スローライフ、ロハス、マイクロビオティック、サケロック、と同じ舞台で語られてもよいんじゃ・・・なんて。ゆるいなんていうといい加減なんだと勘違いしそうですが(安齋さんのように)、油断していると目頭が熱くなる切ないメロディーに気をつけましょう。トロンボーンの音イイ、沁みる。旋律おいしすぎです!やることはちゃんとやってる感じが憎いです(安齋さんのように)。

インストバンドということにこだわりを持っている彼等なのでほとんどインストですが、いくつかゲストボーカルを迎えた曲もあります。永積タカシとか参加してました。確か大人計画の音楽を担当していてメンバーのハマケンさんも役者と兼業していたはず。あの辺界隈の人は確かに好きそうです。おじいさん先生のサントラもやってましたね。タイトルとか詩の言葉遊びとか劇団という存在が身近にあるだけあって文芸の趣がありますし、ライブパフォーマンスもさぞ面白いことでしょう。サブカル臭がするのも納得しました。ゲーム「マザー」の名曲エイトメロディーズをカバーしているところがまた最高です。こういう日本人にしか分からないようなゆるい感覚がちゃんと後々まで受け継がれることを切に祈りつつ・・・こんな夜は酒とロック

SAKEROCK - ホニャララ






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  1. 2008/11/11(火) 23:10:45|
  2. .▼インストゥルメンタル SAKEROCK
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king Crimsonキングクリムゾン/Islandsアイランズ  孤独な島と自然の愛情

Peter Doig1

peter doig2

peter doig3
                  
                   painting by Peter Doig
 
とても悲しく、懐かしい響きってありますよね。これだけ生きていれば(とはいえ20年ぐらいですが)。上に掲げた図版は、kingCrimsonと同じイギリス出身の画家の作品です。直接関係は無いと思いますが、なんとなくイメージで取り上げてみました。

 日本から遠く離れたイギリスの音楽、しかも1971年の出来事。

 遠い島国。日本も英国と同じ島国です。周囲の国の人々から隔絶され、孤立してしまった生き方。決してすべての、英国人と日本人が、そうと言いたいのではありませんが、私たちは日ごろ生きていく中で、言葉を使った会話を繰り返します、けれども、伝えたいこと(意味)を伝達しようとしたときに、どうしても伝わらないことが多々あります。言葉を生めば生むほど、一晩中語れば語るほどに、空虚が支配し、後に何を喋ったか忘れてしまう。知らず知らずの壁…。孤立……。
 しかし、この歌の提供する世界では、島の周りには、海や、空、接点には砂浜と波打ち際、そして島中の木々、旋回するカモメが常に関わり、働きかけます。つながりは潰えないのです。拒絶する自分自身もどこかで、指先は外を求めます。自然が脆弱な精神を包んでくれるからでしょうか。(あやしいセラピーじみてきたぞー。でも、そんな気がしちゃいます。)
 
 king Crimsonの第一期を聴いた人は分かるかもしれませんが、かつての、怒りに満ちた混沌は影を潜めています。ゆるりと周囲を取り囲む空気のゆらぎが、肩にかかった重石を取り除くように、平穏に満ちた音空間が拡がっています。しだいに気品を持って高鳴るメロトロンに、不安な感情を委ねて、孤島を生きようとした人にたいする警告と慈愛に満ちた寛容をあらわしているようです。クリムゾンの作詞家(詩人)であるピート・シンフィールドの描く、静謐な態度による世の中や人生の肯定なんでしょうか。
 
 そのほかの曲もピートの視点が現れています。下卑た品のないイメージの曲。ツアー周りに疲れたという曲。そして、恐ろしい女性を描いているレターズ(この曲の詩は、最近になってちゃんと読んだのですがビックリしました)。私にとっては、やはり、Prelude: Song of the Gulls(カモメの歌)では、島々の外周を旋回し滑空するカモメが次第にある島を目指しそこに降り立って始まるイメージがします。そして、タイトル曲のIslands(アイランズ)を続けて聴くときのうつくしさや、精神状態の変化がとても好きです。

King Crimson



■Islands - 05 - Prelude: Song of the Gulls

■Islands - 06 - Islands

                           




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  1. 2008/11/10(月) 02:56:54|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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カヒミ・カリィ(kahimi-karie)/トラペジスト(Trapezist)

 ONJO(大友良英・ニュー・ジャズ・オーケストラ)に参加しているカヒミ。前から、聴きたいなと思っていたアルバムでした。2003年のアルバムというと五年も前なんですね。とりあえず、全曲にコメントしてみます。

1. Tornado(outside)
  ピアノとヴァイオリンから始まるアンビエント系エレクトロニカ。壮大な自然に飲み込まれちゃう歌姫。世界遺産特番(たぶん)。よく、こういうのは深遠で壮大なサウンドトリップとか言うのだろうか。

2. Trape[']ziste 
 アバンギャルド(スピリチュアル)ジャズ風。パーカッション×2か?によるドタバタリズム、でも基本のテンポは一定なのはプロミュージシャンの意地か?重いウッドベースのリフレインフレーズ。フリーキーなサックスとかもあってあのコズミック・フリーな感じ、でもかなり統制が取れてる。これも日本的プロフェッショナルの流儀かw。

3. About The Girls  
 4ビートのエレクトロ・ポップス?スティール・ドラムが良い味付けに。ギコギコと音を刻むミディアムテンポの明るい世界。

4. Habanera  
 あの曲のカバー。ビゼー/カルメンのハバネラ。エレクトロの夢を見ている姫様はヴァイオリンの音と共に正しく無邪気な悪女を演奏する。

5. Au marche['] de Saint-Ouen  
 雨、雷。そんな中、つぶやくのは、アパルトマンの日々と市場のざわめき。

6. Lexie  
 話し声、止まぬカフェ。誰かがピアノのイントロを演奏する。そしてバンドは鳴り出す。スーツの襟目正しく野蛮なモダン・ジャズ・ヴォーカルもの。

7. Sleep  
 コラージュ。かわいいロリータ声が説明をしながら、つぎはぎだらけの子供の疑問を発揮して、時計は背後で追い立てる。いつの間か、時は過ぎて大人へ。けどこの曲の時間の中では、少女と大人はどちらでもよいのかも。

8. Tornado(inside)  
 フィードバックするドローンに、話し声のミックス。ビートは左右からくるエレクトロニカ。加えて歌。グリッチ音とビー玉をぶつけたみたいな音がリズムを刻む。

9. Je veux un vieux  
 フレンチなギター。いや、ジプシーの歌か?ズッチャ、ズッチャだしジプシー・スウィングだろうか。でも、ヴァイオリンはいない。途中から静かな和音の演奏があって、また華やかで、ディズニーランドみたいな感じに戻る。ほんで、びよーん、びよーんいう混沌。鐘の音でおしまいと思いきや、深夜のラウンジに、再び、ジプシーの姫が登場。今度はツインギターだ。

10. Kinski  
 ぴよ、ぴよ。蔦や花々に覆われた地にオルガンが壮言に響く。歌とパーカッション。古代の祝福の地か?主人への従属と賛美。

 
 「なんだろう。曲の流れに一貫性がある感じで、飽きずに最後まで通して聴けました。日本人の感覚で曲順を決めているからなのでしょうか。一曲目は、静かにはじまり序盤(このアルバムの場合T-2)で激しめでアッパーな曲、中間は、違う傾向の曲が並び、終盤はイントロと近い雰囲気で終わる、というパターンでしょうか。」

 「うん。それと、カヒミ・カリィが着目して選択した音楽がすごいね。なんというか、スピリチュアルな感じ、やフリージャズっぽいのとか。集まったミュージシャンがそっち系というか、マニアックな、よく言えば先進的な、音楽を志向している方が幾人か居られるので、そうなったのかも。」

 「個人の感想ですが、思ってたよりポップで、聴きやすいアルバムでした。このアルバムから、テクノイズやエレクトロニカ、折衷主義が面白かったらプログレやNYアバンギャルドとかに進んでいけるかもしれません。コラージュっぽいのならピエール・アンリとかか!?でも、まあ、このアルバムの曲のそのような部分が好きならに限りますが。カヒミの歌や世界観に共感する人は難しいかもしれないです。」

↓TVの番組で、このアルバムについてのこととか話している。フランスでの日本との環境の違いによる静寂の体験談は面白かった。ジョン・ケージのサイレンス(静寂)の概念を環境の違う異国に住むということと絡めて話していて、そんな音楽体験っていいよなぁ~と思いました。
 あとTrape[']zisteが聴けます。ほわーっとした喋りは昔と変わりませんね。でも、なんとなくだけど、むかしより不思議ちゃんな感じが減ったかな。。




カヒミ・カリィ - Trapeziste







<おまけ>昔の曲。YOUTUBEにPVとか結構な量がある。

I am a kitten(PV)
I am a kitten(LIVE1998)

二曲もw この曲好きなので。


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  1. 2008/11/09(日) 02:45:36|
  2. .▼J-ポップ カヒミ・カリィ(kahimi-karie)
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The Octopus Project タコ作戦?

ボブヘアーって昔はどんな髪型なのか全然知らなかったけれど、アメリを見て全て理解しました。日本風にいうとおかっぱの事だったのか。モードな感じで格好良いですね。



そしたらボブスタイルの素敵なおねいさんを発見。名前はイボンヌ(イボンヌって!)The Octopus Projectのメンバーでした。ライブでもドレッシーな格好で演奏してます。他のメンバーもスーツ着用。上級オシャレさんだと勝手に想像。しかしPVがなんだか・・ダサイ・・狙ってるのかな、あのセンスは。チープな戦隊ものっぽい仕上がりに。ジャケットにも描かれてる動物っぽい変なキャラクターもでてくるけど、あいつらはなんなんだろう?
イボンヌさんはテルミンも操れる模様。そんじょそこらの女子じゃないってこと。





テルミンと言えば大人の科学マガジンでテルミン特集がありました。購入していた友達が操作が難しいと言ってたっけ。プラネタリウムがおすすめです。

http://www.theoctopusproject.com/

The Octopus Project - Hello, Avalanche




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  1. 2008/11/06(木) 23:42:31|
  2. .▼エレクトロニカ The Octopus Project
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浜田真理子 しっとりとしたい時の音楽かな?

よるひる

浜田真理子/夜も昼も(2006)

1. 十五夜
2. スプーン
3. 存在
4. 風の音
5. 旅路
6. 埋み火のブルース
7. 今日
8. 恋ごころ
9. 爪紅のワルツ
10. someday soon
11. 胸の小箱

 林静一のうつくしいイラストレーションを表紙にした浜田真理子の3作目。彼女をはじめて聴いたのは、大友良英・ニュー・ジャズ・オーケストラ でのゲストヴォーカルでした。a-shi-taと題された曲だったのですが、透き通るような明晰さを持った声で日本語の歌詞を歌っていて印象に残りました。それから、少し経って、CD屋さんへ行ったときに店頭にあって、未聴でしたから迷ったのですが、アートワークも良い感じだし買うかなぁ。と思い、購入にいたったのでした。

 さて、家に帰りCDコンボで再生したところ、静謐さがあり、目前で歌っているようなシンプルな音像が、部屋の空気を清涼なものに変えた気がしました。そして、相当な集中力で聴き入ってしまいました。それ以来、ときどき取り出して聴いています。

 彼女のうたは、妬み、悲しみ、怒り、様々なネガティヴな感情を、その空気でリセットしてしまうようです。やわらかく甘い声のなかに、凛とした力強い意思のようなものを感じます。昂ぶった精神を平静に保つのに有効かもしれないですね。集団の中で祝祭的に享受するのではなく、個人的に傾聴すべき作品なのではないでしょうか。違う視点から見れば、全体的に漂うアンニュイな空気が、感情と共鳴して、もしくは鏡のようになって、聴く人の寂しげな内奥を手を繋いで取り出し、冷静さを回復させるような不思議な機能があるようです。それは、どこか少しある毒気というか�恐さ�が含まれているからでもあるのでしょう。毒は薬にもなるってことですかね。

 ふと、思ったんですが、上の文は男の目線ですかね。女の人から見れば彼女の唄はどう映るのでしょうか?女性の情念を爽やかで寂しい声で表現した、とでも見るのだろうか。今度、誰かに聞かせてみようかな。

▼浜田真理子Official Website(少し試聴できる) http://www.beyondo.net/mariko/

 「Someday soon」(このアルバムから) 


▼このアルバムの曲ではないけれどもリンクを貼りますね。
 
 「あなたへ」 http://jp.youtube.com/watch?v=cBpq58W7_1s
 「聖歌~はじまりの日 ~」 http://jp.youtube.com/watch?v=maIBq1eJtDI
 「のこされし者のうた」 http://jp.youtube.com/watch?v=56RgxRJt2ek

 youtubeにはこの他にも曲がありますよ。よかったら聴いてみてください。

浜田真理子





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  1. 2008/11/06(木) 06:36:22|
  2. .▼女性ボーカル 浜田真理子
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Ovalオヴァル/ovalprocess

ゆとり世代なんて言われるけど、今日は心にゆとりがありません。ポストロックデイズです。

変にリアルな気持ち悪い夢を見たよ。不安の波が押し寄せてきたよ!中学生女子みたいですけどそういうこと、酸いも甘いも噛み分けたみなさんならあるはず。妖精さんの国に行きた~い(byポギー)

そんなとき偶然にもとある宗教のありがたい教えが書かれた新聞をもらいました。人はこういうときに救いを求めてしまうのですね。「あ・・信じてみよっかな・・」と思ってしまいました。
これがよく聞く辛いときに優しくされると好きになっちゃうって奴です。


この事を踏まえ宗教音楽とか聞いたら落ち着くかな~とおもい、何を聞こうか物色。やっぱハートウォーミングなお涙ちょうだいなのが良いのかと思いきやしっくり来ない。どこまでも優しい感じが逆にくどいよ、主張が激しいよ・・・お前の優しさには騙されん!こんな哀しい人間になってしまった。



そしたら意外にもOvalを聞いたら落ち着きました。癒され要素無しだと思いきや。どこまでも無機質だし機械みたいだし、最低限の音の起伏だけでメロディーらしきものが奏でられてるのでやっとこさ聞いていられるけど、基本的に平坦な構成なので「聞いてやるぜ!一生懸命な!」的なスタンスで望むとリタイアしちゃいそう。でも逆にそういうところが今の精神状態には良かったのかも。干渉しすぎない一定の距離を保ったお付き合いができる音楽なので自分の殻に閉じこもりたい時にはおすすめ。歌詞があると否が応でもその人の世界観を押し付けられてる気がして苦しくなるときがあるけど、その点こういうのは後ろで流れている分には全く問題無し。友達に教えてもらった池田亮司の+/-も良いかも。

ただ改めて聞いたら人工的な音なのに変なあったかさがあって、特に最後のK-sumとかなんか優しさを感じてしまった。表面的には分らないけど、ちゃーんとコミュニケーションを取ろうとしていて、そのひねくれた感じにシンパシーを感じてしまったのかもしれません。ovalprocessというソフトは無関心を装った子供が友達を作ろうとして制作された装置なのかな~なんて。(ovalprocessっていう自作のソフトを使って曲を作るんですって)ザ☆現代人が抱える心の闇。

今日の教訓は、素直な心持とう!です

Oval



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  1. 2008/11/04(火) 00:30:23|
  2. .▼エレクトロニカ Ovalオヴァル
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ニカ的ギター・インスト集。(日本)

   
               V.A./versionguitar

VG



 日本人アーティストによる、ギターをメインに使った楽曲集(v.a.)だそうです。ちょっとは知っている人もいますが、正直あまり聞き覚えのないアーティストたちです。新進気鋭なのでしょうか?
 淡々とした、穏やかな協和音と時折、不協和のような不思議な感じの音が出ますが始終、ゆったりと遊牧民のような解放感とチル・アウトの感を抱かせます。ギタリストの集まりらしいですが、エクスペリメンタル/エレクトロニカっぽいです。

 Commune Discなるレーベル名のようですが、コミューンといえばヒッピーコミューンでwそんな、自由な本アルバムに集った人たちだからこうなったのでしょうか。
以下、楽曲解説。変な擬音用語が多数w


01. koutaro fukui / oct_rain
  わおーん、のドローン渦の中アコースティック・ギターが時代劇みたいなフレーズを単音で奏でる。 だんだん、CDの音飛びのようなノイズ(グリッチノイズ)のビートが出てきた。それに単音のJAZZギ  ターっぽい音が、短い音の長さで左右から聞こえる(ポーン、ポーン、ポーンてかんじ)。お、ギターが アルペジオしだした。また、マイナー調の時代劇フレーズ、剣豪登場(ウソ)。で和音がジャラーンで おしまい。

02. comcom / +-
  切り貼りされたギター音がすぐに、タタタタ・タタというリズムになってギターフレーズやら、ピコピコ 目覚まし系電子音が上にかぶさる。ギターオンリーの独奏になって突然終わる

03. tetuzi akiyama / enha4 #14
  ギターのチューニングのようなイントロ。ん?いやプリペアード・ギターかな。ごそごそ物音がする。 鞄の中身をまさぐる音をマイク録音したような感じ。ペグをまわして音程をいじりながら、だんだん激  しいビートになって来るギター。あるいみハードロックみたいな。ぐじゃぐじゃのブラック・サバスのリフ に聴こえた。

04. arp songs / #1
  みんみんみんみん、いうドローン音。「(広大な他惑星の大地を見て)私たちはどこへ来てしまった の!ここは別世界なのよ!」ってかんじ。タイトルのarpがape(尾の短いサル)に見えたからそんな連 想をしたのか?Planet of the Apes…。

05. kanichiro oda / verynice, verynice, verynice
  ひゅおいーん。明るめ?の左右をぐるぐる回る音の中、ギターフレーズが宙を舞う。
 後半は羽音のような音とエレクトロニクスが逆回転する。うしろで、ぺんぺんとやる気のないギターが 鳴る。左右panの羽音で終了。

06. mills / day
  幽霊の声!?怖いっす。でも、だんだん和音かき鳴らしギターと、高周波っぽいノイズと鈴虫系ノイ ズ。これはあれだ、夏の定番である「きもだめし」の曲である。人魂が!あれ、二分半ぐらいで終焉。 悪霊退散だ。

07. corona / way home
  音質の低いぴこぴこ音とグリッチ音をバックに、まっとうなギターのフォークっぽい演奏が展開。あ、 フィドル(かバイオリン)が入ってきた。いいねぇ。

08. mondii / see/saw
  低温な持続音(ドローン)。マイナスの世界かな。ほわーんとした和音(音程は低い)が展開するな か、金属っぽい低温音(きぃぃぃぃぃぃん)はずっと続いている。五分続く

09. kirimonokosolo / rice powers
  チューニングのおかしいギター。弦がゆるゆるなのか、フレットに擦る音がする。低い音もする。ゆ  るゆる~。なにを弾いてるんだか~なフリーインプロ。

10. akeybo + miyako / up side down
  エレクトロのほんとに静かで小さな音の中。ピアノとギターが絡む。ちょっとだけ不穏な空気からは じまるが次第に光へw。結構ギターソロが良い感じ。ギターフレーズはどこかの民族を思い出させま す。まぁインチキの可能性が高い気がする。でも素敵なフレーズだよ。

11. naoyuki arashi / live recordings by blind guitar, july 2003
  ぶちぶち音のなかに細切れされたような音と、グリッチノイズが、早いBPMで展開します。終盤は  静かなグリッチノイズ

12. curtain of cards / tender
  左右にPanしているプチプチノイズ(サインウェーブ?)の一定ビートの中。エレクトリックギターで   作ったような和音が後方で奏でられる始まり。何か(紙?)を擦っているような音とグリッチの中間部 を経て、再びイントロのような感じになる。最後は鐘の音をピアノで連打したような音が空間に溶け込 む(フェードアウト)。

13. askococo clouds of 4:30 a.m.
  おおーん。っていうほわほわ系金属ドローンノイズのかなたで、丸い感じの音とぶちぶちノイズが  小さく聞こえる。だんだんシンセ・ストリングスのうねうね音がしてフェードアウト。

14. veno tagashi two things always happen simultaneously #2
  あ、いきなりギター二重奏だ。フリーインプロっぽいのかな。なんだか印象派っぽく弦のタッチや単 音が表象的に折り重なった曲。

total:56'08"

  ああ、全曲解説は長いですね~(-_-)zz

http://ontonson.com/index.php?main_page=product_music_info&products_id=544


レーベルのMYSPACE 
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=1001015348


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  1. 2008/11/04(火) 00:23:18|
  2. .▼エレクトロニカ V.A./versionguitar
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会話のレベルでとらえる音(楽)~ステップ・アクロス・ザ・ボーダー~

 今回は映画のサントラです。フレッド・フリスFred Frithという音楽家(ギター奏者)の活動を追ったドキュメント形式のムービーです。

「ステップ・アクロス・ザ・ボーダー ア・90ミニット・セルロイド・インプロヴィゼーション」
Step Across the Border A ninety minute celluloid imrovisation(1990)

step across


 この映画はサントラが発売されていて、僕はそちらを先に聴いたのですが、今回、映像を伴ってみると、あの音はこうやってたんだ!という理解があって何だか納得してしまいました。いや、本当は、単に方法に納得してはいけなくて、フリスが言うようにコミュニケーションを知る必要があるのでしょう。とはいえ、正直に言えば、大半の演奏では、映画全体の流れとフリスの越境や思考が優先されて、その日のライヴ体験を一つ一つは感じ取ることはできなかったです。まぁ、それは限られた時間の中ですから、編集は必要なので仕方ないかなと。実際に体験すれば良い話です(でも、日本来るのかな~)。

 コミュニケーションについてわかりやすいのは、カモメとの会話ですかね。海辺で空中を低空飛行しながら旋回するカモメの中でフリスはヴァイオリンをこすって、鳴き声を真似て何らかの意味を伝えようとしています。何が伝達されたかは定かではありませんが、世界を飛び回って、音楽的会話を繰り返す行動力(能動性)が、〝伝える〟という意思に支えられているんだなと思いました。

 彼の、楽器の演奏のみでなく日常の物音(パン練の機械、都会の交差点、電車のホームetc)に耳を澄ませ聴くことから、能動的に始まる音楽性は、ジョン・ケージやエリック・サティを思い出させます。多くの人や物との接触を、即興演奏という方法でもって表現し、伝えるという振る舞いを何故行うのでしょう。日常で気づかない多くの音に気づくように、世の中で起きる政治の動向にも気付いて、理解しようと働きかけて欲しいとの願いでしょうか?

 固定された現在がない、電車の窓から眺める景色。とらえようとすると逃げる。そんな、すばやい移り変わりを生きるのが彼ならば、それはまさに都市そのものの姿のようです。

「映画のワンシーンから↓。ピピピピ、ピピピピ…。」
 http://jp.youtube.com/watch?v=fPb--BzlEc0

「カモメとの対話↓フリスの動画はyoutubeに結構あるなぁ。」
http://jp.youtube.com/watch?v=FewALFt3V1o


Fred Frith - Step Across the Border











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  1. 2008/11/01(土) 05:13:49|
  2. .▼インプロヴィゼーション Fred Frithフレッド・フリス
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