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ポストロック・デイズ/post rock days

一般的にポストロックと呼ばれている音楽を中心に 音響・テクノイズ・エレクトロニカ・アンビエント・ミニマル・フリーフォーク・アシッドフォーク・サイケ・アヴァンギャルド・民族音楽などを紹介

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Merzbow/Venereology

■Merzbow - Ananga-Ranga (excerpt)


Merzbow/Venereology

1. Ananga-Ranga
2. Klo Ken Phantasie
3. I Lead You Towards Glorious Times [Live]
4. Slave New Desart

 正直に言うとこのアルバム冒頭の数秒を聴いてから、ぷちっととCDを止めてしまったことがある。何じゃこりゃ、と思ったのだ。ゴーっというとんでもない轟音としか言いようのない雑音が迫って来たからだ。というか、まだ今は冷静に、「雑音が迫ってくる」とか「轟音」とか、さらに「暴虐性を感じる」とか言葉に置き換えて分析することが出来るが当初はそうは行かなかった。完全に近いほどに拒絶したのだ、こういう音楽を嫌う多くの人と同じようにあのセリフを吐いて「これ、音楽じゃないよぉ~」と。

 しかし、慣れなのか、余裕が出来たのか、それとも偶然か、まあその全てだろうが、何度か聴きなおすことが出来た。そのときに、上に挙げたようなキーワードが浮かんできたのだ。それに、あのセリフで拒絶するのもどうかと思うようになってきた、なんたって音楽が何かなんて俺が定義するものじゃないかな~という心境の変化があったからだ。作られた物なんだから、出来る限り(能力の限り)丁寧に、どんなものであれ聴いて感じるのがいいかな、なんて。

 こういうのは、ハーシュノイズと呼ばれるらしい。メルツバウ自身もどこかで言っていた気がするが、ハードコア精神みたいなものがあるらしい。うる覚えなので、メルツバウがこう考えたんだろうという断言は出来ないが。勝手に浅い知識から想像するしてみる。ハードコアといえば、音楽のジャンルでブラックフラッグとかの事をいうが、なるほど、彼らはパンクからそのメジャーな感じやストーンズよりのロックの雰囲気(リフ)をより、コア化、つまり、骨組みのように単純化したリフやドラミングでもって、より性急で骨太なロックを演奏していた。原理的な構造に還元するというような意味で、捉えたとすれば、メルツバウのノイズもより純化に向かったポピュラー音楽ということが出来そうだ。

 ノイズを作り出すのに使用されている機械だが、詳しいことはわからないが、アナログシンセやラップ・トップコンピュータなどを使ったらしい。その辺の使用機器の解明をすれば、暴力性や怒りの開放といった文学的な言葉を使わずにすむのだろうが、ちょっと私の能力は及ばず。

 Venereologyって結構前のCDなんだよね。最近ではどんな活動してるのかなぁ。個人的には、リシャール・ピナスとコラボしたKeio Lineというアルバムが気になるw。京王線って何だよ~。ギターとシンセピアノの組み合わせで、さらにこの二人だし、フリップ&イーノを想像してしまうが、どんな感じなんでしょう???



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テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/30(火) 04:44:00|
  2. .▼ノイズ Merzbow
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Camel/Song Within A Song

 Camel/Song Within A Song



 私にとってはとても昔の話。だって、生まれたのが八十年代中頃なのだから、その10年ほど前の音楽、知らない時代の昔話。

 このCamelキャメルというバンドの曲の中ではSong Within A Songが一番好きです。もちろん、他の曲も大好きですが。しぶしぶの曲調で、一歩間違えばオヤジの音楽というか(実際そうなんだろうけど…)そんなコテコテの叙情的音楽です。ブルージーでペンタトニックなリードギターから始まってヴォーカル・パート、そしてフルート…と次々と展開していく様は、非常になだらかだけれども緩急に富んでいます。こういうのプログレッシブロックって言うらしいです。まぁ、youtubeにあったので何より聴いてみてください。。愛して止まないわ。。

~Song Within A Song~

The sun has left the sky
Now you can close your eyes
Leave the world behind until tomorrow
The dream is like a song
It leads you on and on
The piper plays his tune so you must follow

So far beyond the sky
Not knowing how or why
You realize this feeling is forever
And though another day
May steal your dreams away
You and the song will always stay together



テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/28(日) 04:00:36|
  2. .▼プログレッシブロック Camelキャメル
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ちいさいおと

Lullatoneララトーン




 Lullatone(ララトーン)とは。米国出身だけれども名古屋在住という、いわゆる変な外人であるSHAWN JAMES SEYMOUR(ショーン・ジェイムス・シーモア)という人と冨田淑美のヴォーカルというプロジェクトらしい。エレクトロニックと鉄筋、声、エレピなどが使われている。自然から録った具体音を、ピース(一音)として、メロディやリズムを構築する手法など、ケージやサティの流れも汲んでいる。やわらかく、のどかな印象だが、ちょっと聴いてみたところ、一つのフレーズの反復が目立ちミニマル・ミュージックとの類似を感じた。曲によっては、日本人のヴォーカルも入っている。アメリカ人だから勘違いしたジャポニズムみたいなことになるのじゃないかと憂慮していたが、それには及ばなかった。日本に住むシンプルな思考の異国人としての都市体験とでもいえばいのだろうか?そんな曲に感じた。くわえて、子供の世界と同時に、なぜだろうか、名古屋の開発されている駅前の建築を連想した。

彼はきっと小さいものや弱いもの、そんな微小なものが大好きなんだと思う。壊れないように繊細に積み上げられたカラフルな積み木の玩具、それは、絶妙なバランスで子供の空間に立ち上がり、緊張と弛緩。もう長く月日を積み重ねてしまった私たちに錯綜する想いを抱かせる。楽曲にはある間があって、それは空間をそれほど覆う事は無い。曲の構造は、リズムとポイントに使われているメロディともいえない効果音で成り立っていて明らかなので、全体を把握しやすい。

 そしてそれは簡単に世界の構造を把握できた私たちの感覚を再び呼び覚ます。簡単な構造の想像と同時に、地面に生えている葉っぱや落ちているもの(物質、素材)に対して微細にわたって興味を持って、飽くなき想像といじくりまわしをし続ける。そして、葉っぱをちぎる、虫を誤って殺してしまう…などの経験を得ながらどこか少し理解した気になって、子供ながらの形而上学を作り上げていく。無邪気、無知でも経験を別にすれば大人とその基礎構造のどこが違うのだろう。なんて、そんな幻想を思いついてしまったこんな深夜。。。

Vimeo 上の他にもたくさんの映像が見られる。 http://www.vimeo.com/videos/search:Lullatone

My Space http://www.myspace.com/lullatone

公式  http://www.lullatone.com/

記事 http://pingmag.jp/J/2008/10/06/lullatone-catch-the-bedtime-beat/



テーマ:お気に入りアーティスト - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/26(金) 03:16:43|
  2. .▼エレクトロニカ Lullatoneララトーン
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アルゼンチンのうた歌い

JUANA MOLINAファナ・モリーナ

 アルゼンチンってどんなトコなんでしょね。南米のパリとか呼ばれているようです。面白いのが、地下鉄が日本の営団丸の内線の500形とかを使っているらしく、向こうへ行くと日本の地下鉄に乗れるんですって。そーいえば、アルゼンチンババアって日本の映画がありますねぇ。ファナ・モリーナもしっかりとした公式サイトがあったし意外にも流行っているのかな(^_^)~。
 でまぁ、アルゼンチンには行ったことがないのを承知でいいますが自然の風景が浮かぶようです。その自然とは、細部を見れば見るほど複雑怪奇で、グロテスクな気持ちの悪さとかをも含んだような自然でしょうか。声や呪術的コーラスが幾重にも折り重なるほどに音が増えるのだけれども、騒がしくなるのでは無く、のっぺりとした広大な平野に風を受けて揺れ動く草の一枚一枚の揺れ方の差異を同時に感じるようです。それにしても、呪術的なんて言葉を使わずに表現したいもののその能力が及びません…。なんというか、ボーっとしてしまって、あまりとらえどころが無く感じてしまってはっきりしないいんです。もっと聞き込めば何かがわかるかもしれないなぁ。

 アコースティックギター、ドラム。非常にポピュラーな楽器を使っていながら、こんなにも平穏で恐ろしい音を想像できるとは、一体、どんな人なのでしょうね?エレクトロニックによる反響するような空間のなかで、呪術的なヴォーカルがこだまする。ちょっと恐い、お姉さんというか、不思議ちゃんかな。

 全体的に欝というか、アンニュイというかそんなオーラが漂っています。言葉がわかればいいのだけれども…。すこし、ボサノヴァとかにあるような諦観が根底にあるのだろうか?

 打ち込みのエレクトロ/生の歌声、アコースティックギター、という対立構造が二つのうちにあるといっても良いのかも知れないが、それよりもボーっとした奇妙な空気が気になります。う~ん、不可思議な世界。

My Space  http://www.myspace.com/juanamolina

公式サイト http://www.juanamolina.com/





テーマ:お気に入りアーティスト - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/24(水) 03:04:56|
  2. .▼アルゼンチン音響派 JUANA MOLINAファナ・モリーナ
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midori hirano/klo:yuri

マイスペースでちょこっと聴いただけでCD自体はまだ聴けていないのですが、hirano midoriという日本人アーティストです。

京都在住の様ですがドイツなど海外でも広く活動してるみたいです。
詳しくはこちらで・・
http://www.myspace.com/midorihirano
http://midorihirano.com/main.html

女性らしい刹那的な、バイオリンが印象的でした。
表現の幅が広い、ボーカルも入っていたり、クラシック的要素と電子音、いかにも現代人らしいどこか冷たい、距離感を保った、孤独さを感じます。

ぜひ聴いてみたいです。
樋口佳絵さんのアートワークも素敵です。




Midori Hirano

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/21(日) 20:32:01|
  2. .▼ポストクラシカル midori hirano
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フランスのカットアップ/コラージュアーティスト。GHEDALIA TAZARTESゲダリア・タザルテス

GHEDALIA TAZARTESゲダリア・タザルテス/une eclipse totale de soleil『皆既日食』(1979)

une eclipse totale de soleil

 ずいぶん昔(四年ほど前)、たしか新宿のDiskUnion(だったと思う)で購入したアルバム。解説がだいぶプッシュしていたので、中身を聞かず、アーティストも知らずについつい買った。今調べてみたら結構有名な人のようですね。あくまで専門分野内で、ですが…。彼はフランスのアーティストだそうです。

part1

 音質の低いレコーダーの奥で打ち付けるようにけれども控えめになるノイズ・パーカッション、自由なリズムがしだいに収斂したとき、エレクトロニクスと鉄板と太鼓を打つパーカッションと鳥のさえずりが訪れる。そして、幼い子供が、歌とも語りとも言えない不分化な声を投げかける。そして、民俗音楽のような男女のコーラスが加わる。打ち付けるパーカッションと高音の民族的な歌。とても低い老人のような声で太鼓と弦楽器のドローンのなか歌い続ける。どこかの食堂のような広いスペースで歌ってるような歌。不規則な打ち込みドラムと和音を長く伸ばすコーラス。持続し続ける民族コーラスのなかパーカッションと男の唱歌。そのまま終焉を迎える。


 現地でテープレコーダーを片手に採取してきたのだろうか?そんな、土着宗教の祈りの歌、民族楽器、子供の声とアナログ・シンセのようなノイジーな音、太鼓やオルガンが組み合わされる。さらには、コーランや般若心経の読経までコラージュされる。不可思議なことにそれらが一つの曲を成している。カットアップ/コラージュ/テープループの静謐とも野蛮とも受け取れる、ある種の宗教性と高揚を帯びた奇妙な音空間を形成している。


 叙情的でもなんでもない、けれども怨念とかっぽい、あの暗ーい感じも、多少はするがそれほどでない。こういう音楽に対して言うのもアレですが、「センスがいい!?」 あー変な感じがする。でも、そんな感じがしました。

http://www.lastfm.jp/music/Ghedalia+Tazartes

 Ghedalia Tazartes / Reines D'Angleterre at Colour out of Space このアルバムの曲ではないのですが、どんな感じの曲傾向かはわかるかと。


 ジャケ写は↑一番上の画像です。


テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/19(金) 02:11:24|
  2. .▼カットアップ/コラージュ Ghedalia Tazartes
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「光の構築」 非対称性の建造物としてのKing Crimson。

The ConstruKction Of Light

 Y2k問題が騒がれていた世紀末、King Crimsonは、一見すれば男性優位の暴力的なアルバムだが細部の視点から見れば「光を構成する」という非常に稀なテーマの作品を録音した。そう、エイドリアンの声はゲストのフーターへと変声され、ディストーションの効いたドス声はDVを繰り返す夫のようだ(Prozakc Blues)。だが、左右で非対称に展開するギターの変則アルペジオが誘う天体の星々(The ConstruKction Of Light)に耳を傾ければ、そこに広がるのは天球の地平という広大な音楽かもしれない。ベースの複雑なフレーズと野蛮なドラム。ここではKing Crimsonにおける定説となった〝リズムの優位〟が演奏されはしない。ブレイクビーツやドラムンベースのような無機質な音によるビートが、二重構造のアルぺジオ・ギターと調和している。

Larks' Tongues in Aspic, Pt. 4からCoda: I Have a Dreamへの流れなどロック的に凄まじくすばらしい瞬間は多くあるが、このアルバムが集約されているのは、やはりタイトル曲だと思う。

 さて、以下はアルバムタイトル曲の考察に移る。


 生きていれば必ず起る特徴的な出来事(喜怒哀楽 苦悩 死 人生)を一つの音に一単語ずつ選択された始まりの詩は、それぞれの語同士の結びつきが恣意的、無作為に行えるようになっている。関係があるようで、意味(センテンス)を生まない。そのことは、世に起る表象的な(表面の)出来事に過ぎないからである。誰しも他人の人生における日々の感情を表現した文字というものを気にはするし、伝えたい、知りたいと感じるだろう。けれども、このようなエクリチュール(書かれたもの)を読み取ろうとすれば、一人一人、その単語から得るイメージや言葉の意味内容は変わる。Painが、「苦しみ」なのか「痛み」なのか?果ては「苦」、「痛」という一単語になるのか。その回答は、けしてこの詞の文法には現れていない。それは一見してナンセンス。体系化されない羅列。それこそ、人が日々感じ、行っている事なのだ。

 このように断片化された人の精神。けれども、これらの語は意味の体系のその奥で、言葉を離れ音の振動として(一音として)たえず動き続ける。その振動とはなにか?光や音(ギターのフレーズ)は波動(波のような振動)で出来ている。それらは、建造物などの障害によって迂回等を行いながらも絶えず、一定の場所にはいない。ひたすら、空間を埋め尽くす微粒子の波紋となって世の空間を移動し続ける。

 光とは大地を写す姿、世の構造そのものを現す概念である。光は一旦は構成されるが、すぐに波動となって離散する。光の微粒子は視覚では捉えられない。しかし、聴覚の一音一音が、巨大化して微粒子の比喩となったとき非対称の流動構造が明らかとなるのである。ここで、オーディオのミックスがPANしているからといって右とはなにか、左とはなにかと問うても、それを、エイドリアン・ブリューとロバート・フリップという即物的な対象として置き換える必要は無い。微弱な関係を持ちながらも音を発信し共鳴しあうひとつの場としてこの曲は鳴っている。もし、いうとすれば非対称性の共鳴だ。


 歌詞にある〝light(光)〟とはキリスト教のような信仰だと読むとする。現代の社会では、信仰よりも資本主義が蔓延している。詩のクライマックス(要)に光があるのならば、単純に「光、あれ」という状態の復帰。神の権威の復興を願っていると読むことができる。だが、はたして復興なのだろうか?キリスト教と市民、そして資本主義の発生から読み解いてみる。

 キリストがロンギヌスの槍で死を確認される以前、彼は神を呪った。その恨みは、正しい者としてのユダを悪とみなし、神の子が神を殺すという思想の開始を告げる感情だった。人間の右斜め上であるイエス・キリストを信仰の対象とした人々はあるとき、父なるキリストを呪った。贖罪を背負わされて、迫害され続けた精神が臨界点を越えたのだ。貧困、処刑という社会的弱者であったキリストのルサンチマン(恨み)が、彼、彼女らを抑圧したのだ。そして、人は人をその唯一の対象とした。歌詞にあるようにAnd if God is dead what am I, (もし神が死んだとしたら一体私は誰なのだ?)という問いかけがそれを表している。

 別の面では、キリストの時代以前からも、社会には、貨幣によるものどうしの交換という巨大な流れがあった。あらゆるものを貨幣価値という、量と質に換算できる一大装置によって、人々の精神は侵入を受ける。侵食は人の身体(精神)を単なる生物学的な器官から引き離そうとする。私たちは、記録を行うのにもメモ、コンピュータ等、さまざまな質と量と化したものを利用する。それらは、インターフェイスとなり外部にある物として、身体を引き裂く。生物としての個人などはもう無くなりはじめたのだ、折しも芸術におけるモダニズムが、個別の名称がある唯一物から、記名性を放棄した、名の無い作品へと変貌を遂げているのと重なる。

 これはKing Crimsonによる現時点への問いかけだ。一人一人の日々の思い(Pain day sky beauty…(苦しみ 一日 空 美しさ…))が、断片化され文脈を持たなくなり、欲望が歯止めを利かせず散乱する状況のいま。それに対する回答は以下の部分に表現されている。↓

And if a bird can speak, who once was a dinosaur,
and a dog can dream; should it be implausible
that a man might supervise
the construction of light

鳥でさえ言葉を話す かつては恐竜だったのに
犬でさえも夢を見ても良いのなら あり得ないとは言えないはず
人が思いのままに
光を構築することが
                    ~The ConstruKction Of Lightより~

 ここでいう光は宗教の信仰でも、科学に対する賛美でもない。それらは既に破壊されている。だからこそ、もう一度、様々な分野での光の構築という建設への意思だけは失ってはならないという声明なのだ。それは、粒状になって散った精神の破片をかき集めるのではなく、強大で不可知な〝流れ〟の存在を見ることなのかもしれない。それは、今にも空中分解しそうな非対称性の建造物であるこの曲The ConstruKction Of Lightの構造とその演奏によって示されている。


~The ConstruKction Of Light~

Pain day sky beauty die black joy
love empty day life die pain passion
joy black day hate beauty die life
joy ache empty day pain die love
passion joy black light

And if God is dead what am I,
a fleck of dirt on the wing of a fly
hurtling to earth
through a hole in the sky

And if Warhol's a genius, what am I,
a speck of lint on the penis of an alien
buried in gelatin
beneath the sands of Venus

Time sun hurt trust peace dark rage
sad white rain sun anger hurt soft
trust night rage rain white hope dark
sacred sun time trust hurt rage anger
rain white light

And if a bird can speak, who once was a dinosaur,
and a dog can dream; should it be implausible
that a man might supervise
the construction of light
the construction of light

Pain day sky beauty black die joy
love empty time sun hurt trust peace
dark rage sad white rain hate anger
hope sacred passion life night ache soft
light



テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/16(火) 04:55:28|
  2. .▼プログレッシブロック King Crimson
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Massacreマサカー。フレッド・フリス、ビル・ラズウェル、フレッド・マー

▼Massacre/Killing TimeよりLegs(?このyoutubeの動画、なんかCDよりテンポが遅い。)


 Massacreマサカーといえば、80年代にニューヨークへ渡ったFred Frithフレッド・フリス(exヘンリー・カウ)と、Bill Laswellビル・ラズウェルとFred Maherフレッド・マー(のちにスクリッティ・ポリッティ)が組んだトリオバンドです。1981年にこの時期の唯一のアルバムKilling Timeを残してすぐに解散してしまいました。

 Killing Timeは、当時の流行であるマシーン・ビート的正確さを持ちながらも民俗音楽や様々な音楽のリズムを取り込み再構築した単純で力強いドラムパーカッション、デレク・ベイリー以後ともいえる脱構築的なノイズ・ギター、コンプレッサーの効いたうねうねとしながらフレーズを刻むベース、そして、スパイス的に用いられた、カシオトーン、ラジオの音源、ポケット・トランペットが混然となりながらも、ロック的なダイナミズムを喪失していないカッコイイ音楽です。

 ノイズ・ギター、チャンスオペレーション的なラジオ音源の使用、フリーインプロヴィゼーションなどの脱構築的素材を用いながらも、曲の構造としては、様式的で構造的なパートわけの確りとしたコンパクトな展開でした。CD裏にあるうたい文句じゃないけれどもPLAY IT LAUD!で聴きたくなるようなアルバムです。



 そんなマサカーですが、1998年に、Funny ValentineというアルバムをJohn ZornのTZADICレーベルから発売していて再結成しています。ドラマーは、マーの代わりにあのCharles Haywardチャールズ・ヘイワード(exディス・ヒート)が参加しています。曲の傾向としては、以前より全体的に曲の時間が長くなった事、以前のもその傾向はあったのですが反復するミニマル的なフレーズがさらに増えた事でしょうか。録音も98年ですから、81年のような、ニューヨーク・ノー・ウェーブのチープな音では無く、どこか音がクリアーで、フレーズは奇妙ですけどジャズ・ロック/フュージョンのように完成度や技術が高くてさらっと聴けてしまってトリオの混在感が薄れている気はしました。Killing Timeのような、凝縮と破壊が順にやってきてパート分けされている構築性は減っています。そうですねぇ、81年のマサカーからあったへヴィーメタルやロックのリフのようなもののインパクトが減ったのです。リフによる曲の構造化自体も破壊した、ということでしょうか?さらに曲自体に関しては音質の変化と違って、流動性のある即興性が前面に現れているということでしょうか。まぁ、というより、慣れてしまっただけかもしれませんが……。帯に書いてあるようにImprovisation rockって感じですね。

 ただし、その肌触りが変化してしまったとはいえ、聴き所は多いです。ヘイワードのバス・ドラムは非常に重いですし、フリスも歳が気になら無いほどやんちゃなノイズ・ギターをかましています。Track-3,LADDERの4:00辺りから、まるでブレイクビーツのようなドラムンベースのフレーズが飛び出し、フリスの脱構築ギターがその中で引き裂き暴れまわるあたり、良い意味での奇妙な居心地の悪さやロック的なノリを感じます。

 その後は、『meltdown』というライヴ・アルバムを2001年に出しています。2001年6月17日に開催された、ロバート・ワイアット主催のメルトダウン・フィスティバルなるイベントでのLive録音だそうです。この年齢なのにライヴで、これほどの迫力と破壊性がある演奏が出来るなんて!!まったく凄まじいです!!



まだ、未聴なのですが、2007年に2003年のライヴ盤『Lonely Heart』が発売されているようです。あー、今度買わなけりゃねぇ。



▼音が悪いけど…。2008年(!)のライヴ。まだ続いてるんですね!ぜひぜひ日本に!!

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  1. 2008/12/15(月) 04:04:20|
  2. .▼アヴァンギャルド Massacre
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漂うという酩酊~fenneszフェネス/Veniceヴェニス~

fennesz/Venice

 水浸しのベニス、水面に浮かぶのは、青くペイントされた船。船はゆっくりと波の余波を受けて静かに上下する。ジャケットを裏返せば、まだ薄暗い海岸線が遠くまで続く、砂の一粒ずつが、鮮明でざらざらとした質感が伝わってきそうだ。

 アンビエントは、感覚的には非常に理解しやすい。センチメンタル、ノスタルジア、メランコリック。神経過敏になった感情を、洗い流すように、淡々とした持続音が、広大な空間を思い出させるように展開してゆく。それらの視覚イマージュは雄大な平原、河川、山脈の朝焼けや夕焼けを映す。まるで、NHKの番組を見ているようだ。不思議なことに、ノン・アルコールだが酩酊感覚が起きる気がした。ゆっくりと流れる時、昔のヒッピー達はこの感じにドラックの使用感が蘇るのだろうか。だが私にはそれをうかがい知ることは出来ない。

 持続する和音は姿を少しずつゆっくりとかえる。それにエレクトリック・ギターのつまびらきとグリッチノイズが絡む。そして、アルバムの中での少し違う一曲。そのヴォーカルに参加したデイヴィッド・シルビアンの低い声は、ぶちぶちというグリッチな材質や、持続するエレクトロニクスの中で淡々と歌っている。

 悠然とした自然に溢れる物質の感触が精神を落ち着ける。もし、人の精神や感覚が自然空間を漂うとしたら?ありえない話ではないです。物質の最小である原子核は絶えず運動を続けているといいます。その場に止まらない運動。その運動の粒が、自然との共鳴をして働き続ける固定点の無い私自身としたら、漂うという事が人というものではないか??多分にファンタジーですね。そんな音たちが詰まったアルバムかもしれません。

試聴 http://www.boomkat.com/item.cfm?id=13626




テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/13(土) 03:09:21|
  2. .▼アンビエント fenneszフェネス
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街の音を録る フィールド・レコーディング

テープレコーダーを使って、街の音を採取したことってありますか??

訊いてて何ですが、私は無いですね。街を歩くときは大抵、録音機材なんて持って歩きません。いや、まあ、音楽をやっていてバンドの練習の音とかを録音するためとか、はたまた、会議や講義の録音をして後で聞こうという勤勉な方は、持ち歩いてるかも知れません。けど、街の音を録ろうとはなかなかしないと思います。さらに、なんだか、秘密をもって探りを入れているようで、探偵気分で興奮するなーとか、個人のプライバシーが…勝手に録っちゃっていいの??など、考えちゃいますね。

 ま、そんな葛藤を乗り越えたのかはわかりませんが、そんな風にして、録音した音を素材として使用する人たちが世の中にはいるんです。


Janet Cardiff/The Missing Voice

http://www.lastfm.jp/music/Tacita+Dean/_/Aden,+Yemen+4am

こうやって耳だけで、出来事を聴くのって、想像力が要りますね。ついつい、音から具体的な視覚イメージを浮かべちゃいますね。
でもこれ、作られた自然というべきか、切り貼りの操作によって意図的に作られた物語らしいですよ。

 擬似的な環境体験であるフィールド・レコーディングにさらに作為による挿話が加わる。はたして、その挿話が表すものがどんな意図を持っているのか。う~む 


Sarah Peebles  http://sarahpeebles.net/

 ↓このコンピに入っていたのをたまたま聞いただけなのですが、非常に興味深かったです。VAなので、フィールド・レコーディング以外にも様々なタイプの音楽が収録されているのでお勧めです。



テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/11(木) 03:22:50|
  2. .▼フィールドレコーディング JanetCardiff、SarahPeebles
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アート・オブ・トイピアノ~マーガレット・レン・タンの世界~

今日は映画を観ました。映画というかドキュメンタリーです。
以前中古のビデオ店で見かけた「アート・オブ・トイピアノ」というDVD。
とっても気になっていたんですが、図書館で再会することが出来ました。

マーガレット・レン・タンというシンガポール出身の音楽家のドキュメンタリーです。
なんでも世界で唯一の”トイピアニスト”なんだそうです。
トイピアノの演奏会なんて楽しそう!と興味津々で見始めたんですが、前半はトイピアノのことではなく彼女がどのようにトイピアノに興味を持ったか、生い立ち、影響を受けた音楽のことなどが語られました。


驚いたことに彼女はあのジョン・ケージに師事!クラシックのピアニストというのが嫌で新しい表現を求めているうちにケージの音楽と出会い、現代音楽に傾倒していったそうです。


ケージの音楽の演奏シーンも収録されていて、これってなかなか貴重な映像ではないでしょうか?他にもジョージ・クラム、タン・ドゥン、佐藤聡明(全然知らないヒトタチ)・・・などなどこの世界ではかなりの大物たちの映像や演奏シーンも収録。弦を弾いたり、ねじを差し込んだりとこんな風にピアノを演奏して良いんだ!という衝撃の映像の数々。



果てはマルセル・デュシャンやジャスパー・ジョーンズといった芸術家たちのことも取り上げられていて、現代音楽は芸術というものにとっても近い位置にあるものなんだな~と思いました。



で、肝心のトイピアノ。鐘の音に似た独特のチープな音でベートーベンの月光を演奏。しかもベートーベンの生家跡地で!ちょっと笑えます。スヌーピーのシュローダー君がトイピアノを弾く映像に合わせてベートーベンを弾く様子が素敵でした。彼女のトイピアノに対する姿勢はどこまでも真摯。



とってもチャーミングな人です。





テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2008/12/09(火) 01:17:13|
  2. .▼現代音楽 マーガレット・レン・タン
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インターネットラジオ聴いてます。いまさらかも知れないけど。

 インターネットでラジオが聞ける事は、以前から知ってはいたのですが、ちょっと面倒だなぁ+やっぱりアーティストの曲はCDで買うべきだ、という決まりをなんだか持っていて、あまり活用していなかったです。
ところが最近、様々な音楽を聞くにあたって、CDを購入するにしても試聴したほうが好きなものにめぐり合いやすいという(かなり当たり前な)ことに気が付いたのでたまに利用してます。

↓下に挙げたのは、最近良く聞くジャンルのばかりなのですが、google等で検索したら他のジャンルも数多くあるようです。

▼Aural Moon (オーラルムーン)
 プログレッシヴ・ロック系の専門サイト。ポンプロック系とかプロッグ・リバイバルも含まれてる。

http://www.auralmoon.com/

▼Paris one
・Club.House&Electro
・Underground,Erectro&Techno
・Deep House,Garage&Soulful
・Trance Uplifting&Progressive
・Dance,Bootlegs&Pop Remixes

という、5つのチャンネルに分かれている。

http://www.paris-one.com/

▼FRENCH KISS FM

ちょっとエロティックなトップ画像。猥雑で蠱惑的なあっちの地下世界なのかな?。。。
french kiss is the best of the best, i loved this station french kiss forever hahaha yeahだそうです。hahaha
クラブ、エレクトロ、ハウス、トランス。

http://www.frenchkissfm.com/


どっかにも書いてあったけど、これらをずっと聴いてたら廃人になれるね……。





 
 

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

  1. 2008/12/07(日) 23:33:49|
  2. .▼記事 インターネットラジオ聴いてます。
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れっつ パーチーだぁ☆

■Coldcut - True Skool



 最近、今までほとんど聞かなかった「クラブより」というのだろうか?な音楽をときどき流して聞いている。この間、ZENという恥ずかしいネーミングのコンピレーション・アルバムを買った。う~ん、やたらとカッコのイイ音楽が流れてちょっとノリノリで手足を振ったりしてしまった。なんて書きながら、今もスピーカーから流れているんだけど、表層的って言葉がピッタリかもね。けっして貶しているのでなくて、なんていうんだろう。こんな所で一人で聴くよりも、皆で聞いた方が楽しめそうな感じがするっていうか。細かい決まりごとや、作曲者のキビシいこだわりがあったとしてもそれが表面化していないというか、すごく聞き易いということです。

 なんてこんな今日この頃。それにしても2003年のコンピ・アルバムかぁ。流行り廃りの激しい、急流のようなジャンルなだけにこれが今アツイ!とかいえないトコが悲しい。これはもうクラブデビューするしかない!?


Coldcut - Autumn Leaves
すっごいオシャレな枯葉。あのモダンジャズでも取り上げられている名曲のアレンジ。これはいいです


Coldcut - Autumn Leaves (Eternal Sunshine) 別ヴァージョン。なんだこのアレンジ。昼ドラか!?


 「かるいなぁ~ こーゆーのをポスト・モダンというらしいよ。」
  「しつこくなくて、細かくなくて、主観のない世界像ってことだね。」
 「表面をさまよう感じかねぇ。最も深いのは皮膚かもしれな~い。」

↓コンピレーションなので複数のアーティストが楽曲を提供しています。Coldcut以外も色々聴ける。



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  1. 2008/12/06(土) 04:29:45|
  2. .▼クラブ系ミュージック Coldcut
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オモチャ箱は片付けないといけない。。DAT Politics

DAT Politics - This Way



 パチもんっぽい緑のきぐるみが、両手と腰フリフリの半端なダンスを踊る。なんだこれ、あやしげな教養番組か?ポップな色彩、コラージュされた昆虫や人体のパーツ、緑や赤の色面が、白バックの中でやたらガチガチとした動きをする。緑色したとさかのある鳥よ、おまえの手で鍵盤楽器を演奏できるのか?
 
 やたらと幼児的で聞きやすいメロディと、奇妙な感じのする音。切抜きの新聞紙、壊れたゲームソフト、ボロボロで汚れた布切れ、割れたビン。それらを、大人の視点から見ると、時にはノスタルジアを感じるが、(感じるがゆえに)苦笑する。笑いとは拒絶と侮蔑だ。無知を迎え入れ判断を濁らし構築する理性を退ける。社会に取り込まれコード化された私たちには、微妙な怒りと隔たりのある光景に感じられるのだろう。無邪気な音と触れ合うとき、その閉じた循環に共感と排斥のアンビヴァレンスを抱えている。

 これは、滑稽で、卑猥で、いかがわしい子供のファニーな姿を閉じ込めている箱。そこから、溢れた残骸たち、ああ、音楽に人の生涯を投影するならば、大人は玩具を元にしまわなくちゃならない。


myspace 6曲ある。ひたすら楽しい→ http://www.myspace.com/datpolitics

Dat Politics





 

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  1. 2008/12/04(木) 04:17:46|
  2. .▼エレクトロニカ DAT Politics
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和=なごみ? 高橋鮎生 

  高橋鮎生          

 詳しくは知らない人なのだが、偶然知った人。これが、ネットの醍醐味か?

 ギタリストで作曲家、さらにブズーキ、薩摩琵琶も弾くという。

で、なんだか同じ日本人ということを試聴をしながら思った。「閉じた循環」=よくできた世界。矛盾を感じない世界。ずっと、聞いていられるような心地よさ。マイルドで、少し大人な音楽。もわーん、とした感じがサイケデリアの時代を彷彿とさせますね。今はこうゆうのをチル・アウトというのかな。

 Floating Dreamを聞いて、キング・クリムゾンを思い出した。けど、多少しか類似点は無く、独特の〝和〟の世界。眩暈と幻惑。

 チェーホフの戯曲『かもめ』のために曲を書いたという。その曲も、どこかの民族のような響きや奏法に溢れている。なんだろう、常にゆるやかさ、というかエレガンスといえばイイのかな?を感じる。

公式サイトでmp3を数曲無料ダウンロードできます。聞いてみて

アルバムはJohn ZornのレーベルTzadikからも数枚出している模様。

Ayuo







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  1. 2008/12/03(水) 02:08:20|
  2. .▼日本プログレ 高橋鮎生
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